河野大臣の「交差接種」についての発言の報道を見て(1)

29日のフジテレビの番組に出演した河野大臣は、1回目と2回目で異なるワクチンを打つ「交差接種」の是非について政府内で検討していることを明らかにしたという。

 

厚労省に対して1回目アストラゼネカ、2回目ファイザーまたはモデルナという交差接種をやってもいいのかどうか見解を出して欲しいとお願いをしているところ、だという。

接種間隔が8週間のアストラゼネカについて、2回目ファイザーまたはモデルナにすることでワクチン接種の加速化に繋げられないか検討しているらしい。

 

 

一回目アストラゼネカ、二回目ファイザーまたはモデルナでの交差接種で加速化を図りたいということは、40代50代のまだワクチン未接種の人たちに、これまで以上にアストラゼネカのワクチンでの一回目接種を進めていきたいということなんだろうか。

それとも一回目アストラゼネカを拡大することで、ファイザー、モデルナの数に余裕をもたせたいということなんだろうか。

 

河野大臣は、3回目のブースター接種について早ければ医療従事者は10月から11月、高齢者は1月から2月に始めることになるといい、必要量は確保しているというけれど。どのワクチンをどれだけ確保しているのかわからない。ブースターの対象としてノババックスのワクチンも上がってるようだ。ノババックス(組み換えタンパクワクチンというタイプらしい)とmRNAワクチンの組み合わせは、試験研究されてるんだろうか。河野大臣のテレビ番組での発言を、3回目のブースター接種に関する政府の公式な方針として受け止めてもいいのかどうかもわからない。

 

 

韓国は、コロナの長期化を見据え、交差接種の500人規模の臨床研究に乗り出したと5月の段階で報道されていた。

7月26日の報道によると、韓国の国立感染症研究所が、2回ともアストラゼネカ(199人)、1回目アストラゼネカ・2回目ファイザー(100人)、2回ともファイザー(200人)の接種群における効果の比較研究の結果を発表したという。

 

それぞれの中和抗体価、変異株に対する中和能、副反応を調査したという。

 

中和抗体価については、交差接種群はアストラゼネカ2回接種群に比べ6倍高く、ファイザー2回接種群とは類似。

中和能については、ベータ・ガンマ・デルタ株に対しては、交差接種群、同一ワクチン接種群の両方とも2.5から6.0倍減少したという。

副反応は、アストラゼネカ接種者の副反応は2回目より1回目、ファイザーは1回目より2回目により多く発生。交差接種群の2回目の副反応は、ファイザ2回目と類似、アストラゼネカ2回目より多かったという。

 

 

韓国の国立感染症研究所は、今後もアストラゼネカファイザーのワクチン接種者の交代継続率を調査していく計画だという。モデルナ、ヤンセン、ノババックスのワクチンについても副反応と抗体形成の比較研究を進めていて、ブースター接種研究も進める計画だという。

 

英国やドイツ、スペインでも1回目アストラゼネカ、2回目mRNAワクチンの交差接種の試験研究の結果だ発表されている。