ワクチンの先行接種がはじまった、新型コロナウィルスの最前線で働く医療従事者。この人たちの次が、370万人の医療従事者だと報道されていた。けど、実際に都道府県から数字が上がってきたら、370万人から100万人分増えて470万人になるという。

 

370万人にしろ470万人にしろ、この数が多いのか少ないのか全く見当もつかない。

 

厚労省の調べによると、平成30年の医療関係従事者(医師・歯科医師・薬剤師・看護師・保健師助産師・准看護師理学療法士作業療法士視能訓練士言語聴覚士義肢装具士診療放射線技師臨床検査技師・臨床工学技士・就業歯科衛生士・就業歯科技工士・就業あん摩マッサージ指圧師・就業はり師・就業きゅう師・就業柔道整復師救急救命士)は約320万人いるみたいだ。

 

この一年、病床数は世界有数、新型コロナの感染者はアジアは別とすれば世界でも桁違いに少ない日本で、医療崩壊が叫ばれてきた。

新型コロナウィルスの感染患者受け入れが一部の病院にあまりに偏っているという問題も指摘されてきた。休みも取れずに感染者の対応に当たる医療従事者もいれば、患者数が減って経営状態が悪化している病院・クリニックもあると散々聞かされてきた。

だから、優先接種の対象となる「病院・診療所・薬局や、自治体等の新型コロナウィルス感染症対策業務で、新型コロナウィルス感染症患者・疑い患者に頻繁に接する業務を行う職員」「新型コロナウィルス感染症患者・疑い患者を搬送する救急隊員等、海上保安庁職員、自衛隊職員」が470万人もいるというのは結構びっくり。

 

 

ワクチン接種の優先順位について、すでに接種が始まっている国について検索したら、フランスはまず、要介護高齢者施設などの入居者とそこで働く職員100万人から接種が始まる。次に年齢・既往症などから重症化リスクの高い人と医療従事者1400万人。

ドイツは、80歳以上の高齢者から接種を始めたという。

イギリスは、9つのグループに分けて、まず介護施設の入居者やスタッフ、次に80歳以上の高齢者と医療従事者。70歳以上、65歳以上、16歳から64歳の基礎疾患のある人、60歳以上、55歳以上、50歳以上と5歳刻みで分けられている。このウィルスは重症化の要因に年齢がかなり影響しているというし、このワクチンの感染予防効果は今の所明確ではなく発症予防と重症化予防はかなり効果があるというから、イギリスの優先順位づけは素人にもわかりやすい。

米国は、疾病対策センターCDC)が発表した指針によれば、まず最初の段階(1a)では感染リスクの高い医療従事者と長期療養施設の入所者が対象となり、次の「1b」では清掃作業員などのエッセンシャルワーカー、その次の「1c」では65歳以上の高齢者と基礎疾患のある人が対象だという。ただ州政府レベルでは対象集団の詳細な定義などは確定されていないという。

 

 

世界中でワクチンの需要に対し供給が追いつかずにワクチン獲得競争が起こっている。

そんな中でのワクチンの優先順位付け。死亡者数が日本とは桁違いに多い国々では、感染したら重症か、死亡するリスクが一番高い人たちが最優先みたいだ。それはそうなんだろうなあと思う。このワクチンの感染予防効果はまだ明らかになっていないというし、このウィルスは無症状でも感染力があるというし。

日本ももう少し細やかな順位付けはできなかったのかなあと素人ながら疑問に思う。