昨日ラジオを聞いていたら、オリンピックに向けて空港でのPCR検査体制の拡充の話をしていた。その中で、韓国や台湾はSARSの経験があるから手慣れたもので、とてもスムーズに効率的に検疫体制が敷かれていると話していた。

 

SARSで痛い目にあった韓国や台湾ではその経験を生かして今回の新型コロナへの対応が素早く的確だったとよく言われる。確かに台湾はITを駆使した効率的な対策という印象があるし、韓国もいち早くドライブスルー検査を取り入れていたのが印象に残っている。日本で擬似陽性だのなんだのとPCR論議に時を費やしている時にも、韓国では全自動のPCR剣先で大量の検査をこなしていた。

 

いつか新型コロナウィルス禍は終わり、何年かしてまた次に何か新しいウィルスが出てきた時、日本はCOVID-19の経験を生かすことができるんだろうか。

韓国や台湾がSARSの時の経験を生かした、と言われたように、日本はCOVID-19の経験を生かした素早い対応をしていると、そのように評価されるような対応が取れるだろうか。

反省をいかすためには、まず自らの誤りを認めるところから始めないといけないから、ちょっと無理な気がする。

 

 

病床利用率は、新型コロナの感染拡大のレベル判定の重要な指標のひとつみたいだけど、その分母となっている「確保病床」は、今すぐ提供できる病床を意味するわけではないという。

今すぐ提供できる病床を分母にしないと、医療の現場の逼迫の実態はわからないという。

無症状者が感染を広げるということがわかってからも、政府はクラスター対策の名のもとPCR検査については抑制的だった。

 

「旅行自体が感染を起こすことはない」と始まったgotoトラベル。初めはおそるおそるという感じだったと思う。移動を少なく、県内や近隣の県への短い旅行。

感染が抑えられている地域内で少しずつ経済を回していく、そんな感じだったと思うんだけど。いつ頃からか、テレビでは毎日お得な情報を流し、気付いたら空港も駅も有名観光地も多くの人で溢れ、コロナ前には普通だった風景を、テレビ画面で見るようになった気がする。そのうちgotoイートが始まった。

 

政府はgotoトラベルと感染拡大が関係するという「エビデンス」はないというけれど、それはそれこそきちんと検証した結果の「エビデンス」なし、なんだろうか。検証しなければ、関係するという証拠も、関係しないという証拠もどちらも出てこないだろうに。

 

今日になって、菅首相は、gotoトラベルをめぐり、札幌・大阪両市を発とする旅行についても「利用を控えるよう直ちに呼びかける」と表明。キャンセル料についても「利用者やホテル、旅館の負担がないよう措置する」と述べたという。ただ自粛の要請だから、自粛しなくても割引対象になるみたいだ。

 

今日の段階でも、東京は発も着もgotoの対象外になってない。小池都知事は、国の事業だから国が決めるべきといい、加藤官房長官は、26日の会見で、「政府として東京発について具体的な検討はしていない」と述べたという。

 

尾身会長は、今日の会見で、「個人の努力に頼るステージは過ぎた」と述べたという。もうとっくに過ぎてるような気がする。今更?って感じだけど、それでも、医療崩壊の危機を眼前にしてもなお、gotoすべての停止どころか東京発着すら検討をしていないという、戦力の逐次投入状態の政府の尻を本気で叩いてほしいと願うしかないかなあ。個人レベルでできることは。