イージス・アショアの配備断念を河野太郎防衛相(当時)が表明したのは6月のことだった。ブースターが基地外に落ちるかもしれないということがわかり、その改修に莫大な追加費用と年月がかかるから合理的ではないという説明だったと思う。

FMSの標準約款では「購入国は解約に起因するすべての費用に責任を負う」となっているけど、「地上イージスの契約解除で日本がいくら負担するかは個別に協議する」と当時報道されたから、てっきり契約は解除になり、違約金など最終的にいくら日本が負担するのか話し合いの最中です、ってことなんだと思っていた。

 

けど、今日の報道によれば、米国との調達契約は解除されたわけではなく継続しているという。

で、断念した秋田と山口の地上基地への配備の代わりに、護衛艦か民間船舶か海上リグ(石油採掘装置のようなものらしい)に配備する、という代替え案を検討しているという。

地上イージスから洋上イージスへ。なんなんそれ?

 

防衛省は現段階で代替え案のコストを明らかにしていないというけど、自民党の国防部会などはこの方針を了承していて、政府は2021年度予算案に必要経費を計上する方針だという。

 

地上用に開発されたものを洋上用に転用するのは初の試み、らしい。自民党会合での「技術面で米国と連携できているのか」との突っ込みに防衛省は「米国と緊密にやりとりしている」と答えたみたいだけど、そんな簡単にいくものなの?

イージス艦とどこか違うんだろう。