東京都医師会会長が昨日会見を開き、【東京都医師会心からのお願い  今すぐに国会を招集し、法改正を。今が感染拡大を抑えるための、最後のチャンスです。】と書かれたフリップを掲げて、法的拘束力のある休業要請を可能にする、研究にしか使えないPCR検査を実用化させることなど、国会による法改正が必要な対策を今すぐとってほしいと訴えた。

 

 

4月の時と違って死者数も重症者数も少ない、そもそも欧米とは陽性者数も死者数も桁が違う、PCR検査は万能じゃない・擬陽性も擬陰性も出てしまう等々、いろいろな主張があるけど、このウィルスの感染症と最前線で向き合わなければならない医療の現場の声が、昨日の会見に集約されているのだとしたら、これはもう本当に待ったなしなんだと思う。

 

平常なら気づきもしなかった、日本の医療の現場のギリギリに回している状況が、コロナパンデミックで思い知らされた。通常のベッドをこの感染症のために開けて、人も回して、その挙句に赤字が拡大して。それでも、目の前に苦しむ患者がいればやるしかないという現場の献身にどれほど甘えてきたのか。

この感染症の患者を受け入れていない病院も、受診抑制の影響を受けているという。国民がみんな健康になっての受診抑制ならいいけれど、そうじゃない。

この感染症の拡大で止まってしまっている手術がどれほどあるのか、止まってしまっている乳幼児の予防接種がどれほどなのか分からないけど、その影響は新型コロナパンデミックが終わることに現れてくるかもしれない。

 

 

このウィルスの感染者の中で一定の割合で重症者、死者が出る。感染者が増えれば当然重症者も死者も増える。医療の現場に余裕があれば、それも受け入れることができるんだろう。でも、余裕がなければ感染者を減らすしかない。

ニューヨークやイタリアの状況が報道されて、何が怖いって「命の選別」をせざるをえないという状況が現実にあるということが、本当に怖かった。

 

武漢の封鎖の頃から、医療崩壊させないために感染拡大を抑える、というのがこのウィルスの対策の至上命題だったはず。その医療の現場の怒りの声を、安倍首相はどう聞いたんだろう。