日本ではなぜPCR検査の数が増えないのか。

個人的には、ファクターXと並ぶ謎だ。今日の羽鳥さんのモーングショーではその謎解きに挑戦してた。

 

専門家分科会の委員の一人、小林慶一郎氏に玉川さんがインタビュー。

氏によると、分科会では、検査をやれば陽性者を見つける確率が上がる、検査が大事だというのはコンセンサスを得ているという。

ただ、医系技官、保健所、感染研など長年感染症対策をしてきた人たちのコミュニティーのようなものがあり、新型コロナのPCR検査については擬陽性の問題が強調するのだという。彼らは、対策の誤りなどの経験から、人権侵害批判に大変センシティブで、「擬陽性者の隔離は人権侵害になる」と、無症状者への検査拡大に極めて慎重らしい。

武漢の検査では擬陽性率は10万人に3人と極めて低いというけど、擬陽性が出ることについては、一人でもダメという感じみたいだ。「数の問題ではない」と言われてしまうというのだという。

 

何かの会見で分科会の尾身会長が、やはり擬陽性と擬陰性の問題について説明するのを見たとき、擬陰性者の問題より擬陽性者の問題の方をより強調していたような印象があり、確かに違和感はあったなあ。

コミュニティの中の人達は、そのことを多少なりとも自覚してるんだろうか。もっとも自覚ありなら問題は単純なのかもしれないけど。

 

感染症コミュニティが、人権侵害批判トラウマによって、PCR検査の無症状者への拡大をなんだかんだ理屈をつけてはばんでいるってことか。それが検査を阻む理由の全てではないのかもしれないけど、言われてみればなるほどと思う。

 

小林先生は、無症状の陽性者の1週間隔離は新型コロナの感染症を広げないための国民の義務(裁判員裁判裁判員のような)くらいの国民的な合意を作っていくべきだと話していた。

急がば回れなのかなあ。