19日(日)のフジテレビの番組で、菅官房長官が、新型コロナウィルスの感染拡大防止につていて、キャバクラやホストクラブなどでクラスターが発生していることに触れ「風営法で立ち入りができる。そういうことを思い切ってやっていく必要がある」「警察官が足を踏み入れることも厳しくやりながら、(感染の)根元を一つ一つ潰していきたい」と語ったという。

 

風営法に基づく警察官による営業実態の調査を強化、その際感染症対策の徹底も呼びかけることを想定しているという。新型コロナウィルスの感染拡大防止に、風営法を使うということらしい。

 

番組では、菅長官は、特措法に基づく協業要請と補償をセットで実施すべきという考えも表明。特措法を改正する

考えがあるということみたいだけど、国会を早く開く気があるということなんだろうか。

 

新宿区のPCR検査センターの7月6日の陽性率は39.5%。参院参考人として招かれた東大先端研の児玉先生は、エピセンターと化しつつある新宿のウィルスを制圧しなければ大変なことになると訴えた。

そのために新宿区で働く人と区民合わせて50万人のPCR検査実施と隔離・追跡の徹底を先生は訴えたけど、その後の新型コロナウィルス感染症専門家分科会の尾身会長の会見を見れば、その方向には決して向かいそうもないことがよくわかる。

 

今月初め、都内で新型コロナウィルスの新規陽性者が6日連続して50人以上になった頃、小池都知事は「夜の街」・「新宿」と繰り返した。

同じ頃だったと思うけど、新宿区長とホストクラブの経営者らが会合を持つなどして、積極的にホストクラブの従業員らの検査は進んだと報道されていた。それでも、どれだけの人たちが検査を受けたのか、その割合はどれほどなのかもわからず、「夜の街」関連がかなりの割合を占めると言われた状態がしばらく続いたと思ったら、ここのところはそれ以外への感染の広がりが懸念される状況だという。

 

警察官を投入して徹底を呼びかける感染症対策ってのは、具体的にはどういうものなんだろう。

17日には、大阪ミナミのホストクラブなど9店舗に、マスクとゴーグルをつけた府警の捜査員が一斉立ち入り調査を行ったという。未成年者を働かせるなど風営法に違反していないか営業の実態を把握するためだというけど、アルコール消毒液などを設置してるかどうかのチェックもしたという。

 

 

風営法による立ち入りは、法の目的の範囲内で必要最小限で行わなければならず、犯罪捜査の目的や他の行政目的のために行うことはできない、のだという。コロナを理由にした立ち入り検査は認められない、と書いていた弁護士のブログも読んだけど、だから「思い切ってやっていく」ってことなのかなあ。

 

そもそも警察官を投入して、根元を一つ一つ潰していく、というやり方は効果があるんだろうか。その辺もよくわからない。ケア施設や病院での感染拡大にも「潰す」なんて表現をするんだろうか。

敵はウィルスのはずなんだけど、繰り返された「夜の街」から警察官の投入。まるで敵は「夜の街」みたいだ。