集団免疫獲得コースを選択した(とメディアでは言われていた)スウェーデンのその後は結構悲惨なことになっていると報道されている。

 

近隣諸国と比べて厳しい行動制限を加えず経済をほぼ通常モードで回してきたというスウェーデン

まだコロナ禍は収束していなけれど、とりあえず今の所その結果は良くない方に出たみたいだ。

 

人口1千万で、死者数は五千人超え、その9割が70歳以上だという。100万人当たりの死者数は、英国などに比べれば少ないものの、スウェーデンは北欧4カ国の中では突出して多い。ノルウェーの12倍、フィンランドの7倍、デンマークの6倍だという。

 

では経済は助かったのかといえば、そうでもないらしい。スウェーデン中央銀行によれば、今年経済は4.5%のマイナス成長、失業率も5月には9%に悪化したという。厳しいロックダウンを実施したデンマーク4.1%マイナスで失業率は5月5.6%。経済への打撃はほとんど変わりない。

 

コペンハーゲン大学の研究者による、3月中旬から4月上旬の消費パターンの分析によると、経済活動が制限されていたデンマークでは支出は29%減少、ほとんど制限されていなかったスウェーデンでも25%減少と大幅な減少だったという。特に70歳超の高齢者の消費の落ち込みはスウェーデンの方が大きかったという。スウェーデンでは医療崩壊を起こさないために「高齢患者をむやみに病院に連れて行かない」というガイドラインが出ていたというから、自分がスウェーデンの70歳以上の高齢者だったらと想像すると、高齢者の消費の落ち込みは当然すぎる結果だと思う。

 

ロックダウンで29%消費減少、ロックダウン無しでも25%減少。ロックダウン無しでも人々は自発的になんとなく消費行動を抑えたというわけだ。新型コロナウィルス感染への不安がその理由の全てではないのかもしれないけど。人々の不安な気持ちを取り除くのは、自分を例に考えても、なかなか難しそうな気がする。

 

ここのところ急旋回で「経済を回す」方向に舵を切ったように見える日本の政府。

東京外しが話題になってる「GO TO」は、そもそも東京で陽性者が急増している(全国でも同様な傾向がある)この状況でスタートして、うまくいくんだろうか。この連休に間に合うようにスタートさせたみたいだけれど、政府はどれほどの効果を計算してるんだろう。