4日の報道によると、JR東海は、リニア中央新幹線の27年開業を断念したという。

静岡県が、静岡工区のトンネル掘削の準備工事の着手を認めないとの見解を示したことを受け、「2027年開業は難しい」と事実上の延期を表明したという。

 

静岡県は、大井川の流量減少を懸念しているみたいだけど、その対策について国土交通省有識者会議や県の専門部会での結論はまだ出ていないという。

 

リニア新幹線の話題が出ると、思い出すのは、昔、証券会社の新入社員だった頃、超伝導だ、リニアだと相場がちょっと騒がしくなったことがあったなあという思い出。

 

名古屋までそのほとんどが深い地下トンネルを走るというリニア。閉所恐怖症の自分には、恐怖以外の何物でもないから、まるで関係のない世界の話なんだけど、自分がまだ独身でバブルに浮かれていたあの頃のリニアが今もなお生きているってのは、不思議な感じ。自分の中ではほとんど前世紀の遺物になってるような気がする。

 

東京・名古屋間を約40分、東京・大阪間を約67分で結ぶというリニア中央新幹線

東海道新幹線が大地震などで不通になった場合のリスクをヘッジするとか、巨大な経済圏が生まれる経済効果とか、検索するとネット上にはバラ色の未来が広がっている。

 

本当にそんなバラ色になるんだろうか。

素人の素朴な疑問なんだけど、人口が減っていくこの国で、東海道新幹線と競合して、客の食い合いになったりしないんだろうか。

新型コロナの影響で拡がるリモートワークやオンライン授業。当初は戸惑い文句ばかりだった子供も大学のオンライン授業にはすっかり慣れてきたようだ。

 

総工費9兆円を回収するために相手にするのは、オンラインでのやりとりがごく当たり前のことになってるだろうこの子たち以降の世代なんだろうと想像すると、なかなかバラ色の未来ってわけにはいかないような気がする。