謝って済むなら検察はいらない、ってわけじゃないらしい

報道によると、東京地検特捜部は、25日(木)、秘書が代理で香典を渡すなどした公選法違反事件について、菅原一秀経産相を不起訴(起訴猶予)としたという。

 

検察は6月、菅原氏本人や複数の秘書らを一斉聴取。

16日には、菅原氏は記者会見を開き、2017年から2019年の間に約30万円の香典などを提供、9割は自身で渡していたが秘書に渡してもらうこともあった、と述べたという。

 

 

不起訴の理由は、「法を軽視する姿勢が顕著とまでは言い難かったため」だという。16日の記者会見で事実関係を認めて謝罪したことも考慮したという。朝刊記事によれば、「香典の代理持参はあくまでも例外。大半は本人が弔問した際に渡していた。」と悪質性が低いと判断したと特捜幹部は説明しているみたいだ。

 

 

この事件が週刊誌で報じられたのは昨年の10月23日。練馬区の斎場で公設秘書が香典を手渡す場面が写真に撮られている。

記事が出る2週間ぐらい前から、国会で菅原氏に対し疑惑についての追求がなされていた。

記事から2日後の25日には、安倍首相に辞表を提出、経産相を辞めた。

今年1月20日には、国会内で、「心からおわびする」と謝罪しつつも事件についての詳細な説明は避け「告発状が出されたと報道で聞いている。当局から要請があれば真摯に対応したい。その上で適切な時期を見て再度説明したい」と述べたと報じられた。

 

検察は会見で謝罪したことも考慮したと報道されていたけど、その会見をしたのは今月16日。1月の国会での説明(?)からほぼ5ヶ月、その間何の音沙汰もなく、ようやく会見して「公選法で認められていない」という認識があったことまで認めたと思ったら、その10日後には不起訴の決定の報。

 

不起訴になるとわかったから会見をしたんだろうなあとしか思えないけど、会見での謝罪も不起訴の理由の一つに挙げられた。

 

 

本人も違法性の認識があったと認めているのに、法の軽視の度合いが「顕著とまでは言い難かった」なんて理由で不起訴にしていいんだろうか。

 

 

黒川前東京高検検事長の件といい、今回の件といい、法律なんてそんなもんだと感じる人が多くなれば、日本はこの先どんな社会になってしまうんだろう。