先日アマゾンプライムで「日本のいちばん長い日」をみた。1967年、岡本喜八監督の白黒映画。

 

戦争が終わってまだ22年後という頃に作られたということもあるのかもしれないけど、リアルな空気感はリメイク版とは比べようもないような気がする。

 

ポツダム宣言受諾をめぐって、最後まで抵抗した帝国陸軍青年将校たちの反乱未遂は、自分には狂気としか受け止められなかった。あの人たちのいう「日本」には、国民はいうまでもなく、天皇すら含まれていなかったようにすら思う。

 

作中の台詞にもあったけど、明治以来敗北を知らなかった帝国陸軍の初めての敗北(それも全面降伏という形での大敗北)を受け入れる中で、ああいう反乱未遂は起きないとならなかったのかなあ。

大御心の御聖断が下されたからには受け入れるという阿南陸相と、226の青年将校たちのように天皇重臣たちに騙されていると思い込みたい青年将校たち。

自分たちの見たいものを見たいように見てきた青年将校たちが、証拠のない希望的観測のうちにたてた作戦は、この戦争の最後に、帝国陸軍自身に拒否されたって感じかなあ。