全米各地に広がる抗議デモ。先週、米中西部の都市で偽20ドル札使用の容疑で一人の黒人男性が逮捕される際、白人警官による暴行を受け死亡した事件への抗議デモが、全米各地に広がる中で一部暴徒化し略奪放火などが起きているという。

 

殺されたジョージ・フロイドさんは、逮捕の際8分以上も白人警官に膝で警部を押さえつけられ、その間「息ができない」など懇願し続けたという。その様子が撮影されたビデオがSNSで公開され、抗議デモへと繋がったみたいだ。

フロイドさんを押さえつけた警官1人は逮捕、起訴されたものの、その場にいた他3名の警官は解雇されただけだという。

 

暴徒化するデモに対して、20州以上ですでに過去最多の67,000人の州兵が動員され、ワシントンやニューヨークなど40都市以上で夜間外出禁止令が発令。これまでに5600人以上が逮捕され、騒乱の中2人が殺害され、

531日にはホワイトハウス周辺でのデモ拡大を受け、報道によればそれほど切迫した状況ではなかったというけど、トランプ大統領ホワイトハウスの地下壕に1時間弱退避したという。

 

フロイドさんの死後1週間、61日に死亡現場を訪れたフロイドさんの弟は、暴徒化するデモに対し「他の方法でうったえよう。自分たちの声が届かないと考えるのはもうやめて、選挙に行こう。自分で調べて、自分で学ぶ。」と【非暴力的な方法を模索するよう訴えた】(AFP)という。

 

 

同じ1日、トランプ大統領は、ホワイトハウスで演説、「州兵を動員して市街地を制圧し、暴動収束まで圧倒的な法執行体制を敷かなければならない」「地元と当局の行動が不十分なら、私が軍を動員する」と明言したという。

国民を守るための軍が国民に銃を向ける。トランプ大統領にとっては彼らは同じ米国民ではなくテロリストでしかないんだろうか。

 

 

今日の朝刊に、「ホワイトハウス向かいの教会で聖書を手にするトランプ大統領」の写真が載っていた。記事によれば、聖書を掲げた大塗料は「世界で最も偉大な国だ」と述べたという。この写真をとる前に、ホワイトハウス近くで整然と抗議していたデモ参加者が催涙ガスなどで強制排除されたという。

岩盤支持層向けの写真と言葉らしい。岩盤の人たちも自ら分断を望んでいるんだろうか。