賭け麻雀で東京高検検事長を辞職した黒川氏の処分は、訓告。

 

 

この処分について、いったいどこが決定したのか、法相と首相の説明に食い違いがあるという。

 

22日の会見での森法相の説明によれば、「法務省内、任命権者である内閣と様々な協議を行」い、最終的に内閣が決定したものを、法相が検事総長に提言、検事総長から訓告処分にするとの知らせを受けた、という。

首相は、検事総長が判断し、森法相が了承し、首相はそれを了承した、のだと説明。

 

共同通信によれば、黒川氏の処分について、【法務省国家公務員法に基づく懲戒が相当と判断していたが、首相官邸が懲戒にはしないと結論付け、法務省内規による訓告となった】ことが取材で分かったという。

 

25日には、森法相は、法務省が訓告相当と検事総長に伝え、検事総長からも訓告相当と連絡があったので処分を行った、と法務・検察の判断で決定したと説明したという。

22日の、最終的に内閣が決定したもの、ってのはどうなったんだろう。

 

国家公務員法の懲戒処分は、免職、停職、減給、戒告の4つ。

訓告は法務省の内規による処分。

東京高検検事長の任命権は内閣にあり、懲戒処分の権限は任命権者つまり内閣にあるという。

 

共同通信の報道が事実なら、首相の説明は検事総長が判断するまでの前段階を全部すっ飛ばしてる。嘘をついてるわけじゃないんだろうけど、実質的に「懲戒をしないつまり訓告なり何なり内規処分で済ませる」と決めたのはどこかについて、国民が「誤解」することを意図した説明なんだろうなあと思う。

で、それは「誤解」した方が悪い、ということにこの人たちの中ではなるのかもしれない。

今までずっと同じようなやり方で乗り切ってきたから、今回も同様だと考えるのは、この人たちの側に立てば当然のことなのかもしれない。

 

それにしても嘘をついてるわけじゃない、ってのは当人たちにとっては慰みになるんだろうか。それならまだしもだけど、嘘をついてるわけじゃないから自分は何も悪くないと、ほんの少しの良心の呵責さえ感じてないんだとしたら、もうちょっと理解することもできない。