なかなか増えないPCR検査。

 

PCR検査をもっともっと拡充すべきだという声が今世の中大勢を占めている(と思う)一方、PCR真理教などという表現もネットで見かけた。

ヤフーニュースで見かけた記事によれば日本テレビの「スッキリ。」のMC加藤浩次さんは、日本は死者数が少ないし、もともとCTスキャンをしてからPCR検査、という他国と違うシステムでやってきたのに、欧米などと比較して検査数の少なさだけを指摘してPCR検査をもっとやった方がいいという論調に違和感を感じているらしい。【「日本はもう駄目だとヒステリックに思うのは多分違う」】という。(番組を見ず記事からまとめただけなので、自分の受け取り方にはちょっとバイアスがかかってるかもしれませんが)

 

 

自分が感染する可能性を想像したら、その時にはすぐに検査が受けられるよう、とにかくPCR検査を増やして欲しいと思うし、感染の自覚のないままウィルスを拡散させる無症状感染者がかなりの割合で存在するというのがこのウィルスの特徴の一つで、日本の人口当たりの集中治療室はイタリアよりも段違いに少ないと聞けば、急激な感染拡大を防ぐために検査&隔離を徹底すべきだという主張はストンと納得できる。

検査の拡充は隔離とセットだし、緊急事態宣言の解除のために指標を出すにも市中の感染実態が掴めなければ数字で示しようもない党のももっともだと思う。

他国と比較して少ないから検査を拡充すべきと言ってるわけではない、感染の急拡大を防ぐためにも早く普通の生活に戻るためにも(全くコロナ前と同じというわけにはいかないにしても)まず検査の拡充が必要なんだと思う。

 

 

欧米に比べて日本の死者数は確かに今段違いに少ないけれど、なぜ少ないのかその理由がわからないまま、対策を緩めてしまうのは、やっぱり怖い。

今回の新型コロナとの戦いは長期戦だと言われている。医療崩壊を防ぎながら収束まで持っていくには年単位で自粛と解除を繰り返すという見通しもあるみたいだ。スウェーデンでは5月にも集団免疫を獲得するかも(?)って報道もあったけど、日本はどういう道すじをたどるんだろう。「新しい生活様式」以外に、国はどういう道筋を描いているんだろう。

 

ここのところ富士フィルム島津製作所など様々なメーカーの新型コロナの陽性判定の検査に必要な試薬の開発・販売の報道がされている。一方でPCR検査に必要なRNA抽出キットの不足を懸念する報道もある。検査に必要なRNA抽出キットは輸入に頼っているから、今入手は難しくなっていて、業者の話では入荷が注文の20%程度だ、と書いていた記事(4月の末ごろ)もあった。そんな状態なのに、厚労省からは【各都道府県の地方衛生研究所などの検査施設に対し、特定の試薬に頼らず、複数の試薬を用いて検査できる体制を構築するよう通知】(東京新聞5月6日)が出されてるという。

マスクも人工呼吸器も国際的に取り合いになってるという報道を見たけれど、試薬などの検査キットも同様みたいだ。イスラエルではモサドが医療機器入手に動いていたというけれど、日本はどうなってるんだろう。現場に体制を構築するよう通知を出すのはいいけれど、国際的に取り合いになっているキットの入手も現場任せということなんだろうか。

 

 

いったい国は何してるんだろうと、ヒステリックに思うことは結構あります。