イエメン南部の都市アデンで、新型コロナウィルスに5人感染、うち2人が死亡したと、29日ハディ暫定政権が発表したという。

 

 

4月10日に感染者1人が初めて確認され、4月の末に2人死亡のニュース。国連などが検査機器やマスク、人工呼吸器の供給を急いでいるというけど、 長引く内戦で保健医療体制がほぼ崩壊していると言われるイエメンで、この上さらに新型コロナ対策を拡充すると言っても、そう容易いことではないんだろう。

国連は市中に感染が拡大していると指摘しているというけど、700万人が栄養失調状態にあり医療機関が整備されていないというイエメンで感染が拡大したら、いったいどんなことになってしまうんだろう。

 

 

4月9日には新型コロナ対策として国連の呼びかけた2週間の停戦をサウジ主導の連合軍は受け入れ、2週間の期限が来た24日には停戦をさらに1カ月延長すると発表したという。対するフーシ派は公式な態度を明らかにしておらず、散発的な衝突が起きていると先月は報道されていたけど、今はどうなってるんだろう。

 

今日の朝刊の記事によると、暫定政権からイエメン南部の分離独立派「南部暫定評議会(STC)」が分裂、南部を統治すると宣言したらしい。STCはもともとUAEの支援を受けていたという。

サウジ主導の連合軍+ハディ暫定政権vsイランが支援するフーシ派の内戦だと思ってたら、今や、サウジ・暫定政権vsUAESTCvsイラン・フーシ派の三つ巴状態と化しているようだ。

 

 

国民の8割に当たる2400万人が人道援助を必要とする状態にあるというイエメン。

どこまで国民が痛めば内戦が終わるんだろう。