日曜日のテレビ番組で、元外務事務次官の藪中さんが、米CDCは日本のコロナ対策を評価していると言ってた。軽く触れただけで、どこをどう評価しているのか詳細はわからないんだけど、ここのところの報道を見ている限り、政府の対応の遅れ、反応の鈍さなど、批判的な論調が多かったように思っていたから、ちょっとこの発言は意外だった。

 

 

24日月曜日の新型コロナウィルスによる肺炎対策を検討する政府専門家会議で、「これから1−2週間のが急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」で「これから取るべき対策の最大の目標は、感染の拡大のスピードを抑制し、可能な限り重症者の発生と死亡数を減らすこと」だと見解がまとめられた。

 

それに失敗し、患者数が爆発的に増加し、医療従事者への感染リスクが増大すれば、医療提供体制の破綻が起こりかねないという。

 

25日には、政府が「基本方針」(「新型コロナウィルス感染症対策の基本方針」)を決定。

この時には「イベント自粛は求めないけど、主催者に改めて必要性の検討を要請する」と、判断は民間に委ねた形だった。

けど、翌26日には、対策本部の会合で安倍首相が、全国的なスポーツ、文化イベントなどについては今後二週間、中止・延期または規模縮小などの対応を要請するという考えを示した。

 

25日には民間に判断を委ね、それを受けてサッカーのJリーグが25日に来月15日まで公式戦の延期決定、そのような民間の動きを踏まえて、26日政府は大規模イベントの中止や延期を要請する方針を決めた、ということらしい。

 

その要請を受け、26日夜の東京ドーム公演をPerfumeが中止したのが午後3時頃、EXILEも夜の大阪公演を中止した。

基本方針と同時に発表されていれば、主催者側も、もっと早い判断があったろうし、特に遠くから来るファンにとっては早い判断というのは重要なことだろうと思う。

 

後手後手と批判されてる安倍政権の対応だけど、今回のイベント中止要請発表の流れを見てると、後手というより、民間の後追いように見える。

後手後手というより決断ができないのでは?とさえ疑ってしまう。

危機に対してお花畑なのは一体どこの誰なんだろう。希望的観測を抱いて、小出しの対応を繰り返すうちに、破滅的な状況を招くという最悪のパターンが起きたら、本当に恐ろしい。

 

基本方針では、軽傷者は自宅療養が基本、発熱して4日様子見てコールセンターに電話ってのは変わらないみたいだ。

政府は検査体制を拡充するということは発信し続けてるけど、検査してもらえないという声があちこちで報道されてる。

基本方針では、患者が増え続けいている地域では、と条件が付くけど、ウィルス検査は、感染者の把握から入院する肺炎患者の診断用に移行するとある。検査能力に限りがあるから、重症者に注力するということらしいけど、重症になるまで待てってことなのか?

 

なんで街のクリニック、病院から直接検査会社に検査を依頼することが未だにできていないんだろう。保健所をかますんだろう。民間の力を活用すると言いながら、どこまでそれができているんだろう。検査難民なんて言葉すら使われているみたいだし、実際1日平均900件しか検査をされていないと厚労相が述べている。

感染拡大を防ぐ為にも、重症化する前に手を打つ為にも、とにかく検査して診断をつけさせてくれっていうごく当然のことが、なぜ日本ではできないんだろう。

 

 

検査数を増やすことで、この未知のウィルスについてわかってくることも当然あるだろうし、わかってくればわからないゆえの不安が少しは軽減できるのに。

 

27日の今日になって、ようやく政府は、来週から新型コロナウィルス検査を公的保険の適用対象にすると決断したらしい。

 

なんてことを書いていたら、テレビで速報のテロップ。

安倍首相が3月2日から全国の小中高などに休校を要請する決断をしたという。北海道、大阪の小中休校の決断に続いての決断。

 

ここまで後手後手だと批判を浴びてきて、今回、全国一律の休校要請。

おとといの基本方針では触れられていなかった。

基本方針を出してから、この決断に至るまでに、何があったんだろう。感染者の出ていない地域まで含めて一律の休校要請、それも春休み明けまでというから、約40日という長期間だ。

専門家会議では、この件についてどのような議論があったんだろう。感染拡大防止というプラスの効果に対して、親の負担増を始めマイナスの効果も多分多くあるんだろう。

政府はどのような議論を経て、こういう思い切った決断を下したんだろう。要請した後、政府はどういうサポートをしていくつもりなんだろう。