辺野古の埋め立て予定地の海底がゆるゆるかも、の記事を読んで

2月8日の東京新聞朝刊トップに、辺野古の埋め立て予定海域で、海面下70メートルより深い海底(最深90メートル)で地盤が「軟弱」であることを示すデータが検出されていたにもかかわらず、防衛省は、「業者が無断で行った調査で信頼性が低い」として、このデータを採用せず、調査した事実すら伏せていたことが分かったという記事が載っていた。

 

 

問題のB27地点は、19年3月にも今回のとは別の強度試験データで基礎地盤として望ましい強度を下回っていたことが報道された。それも防衛省は「信頼性が低い」として不採用。

 

防衛省が、B27地点のデータとして採用したのは、B27地点から750メートル離れた別地点のデータから類推した数字。それにより、「70メートルより深い地盤は非常に硬い」として70メートルまで地盤改良すれば基地建設は可能と結論づけているという。

 

B27地点には巨大な護岸が設置されるという。防衛省が信頼性が低いとして採用しなかったデータ通りのゆるゆる地盤だとすれば、護岸の傾きや沈下などが起こり基地として機能しない恐れがあるという。事業完成まで12年(当初は工期5年だったのが9年3カ月に延長)、総費用も当初計画の約3倍の9300億円かけた挙句に、基地が機能しないだの追加の工事が必要になるだのメンテが異常に高額になるだのなんてことになったら、いったい誰が責任を取るんだろう。

 

 

埋め立て予定地の海底地盤から「軟弱」と示すデータが検出された試験について、河野太郎防衛相は「強度の試験ではない」と説明しているみたいだ。

14日の記者会見でも「土の状況を見る試験で強度の試験でもない」と断言。

ただ、防衛相が国会に提出した資料には問題のデータは「Undrained Shear Strength」とありこれは専門家によれば【「非排水せん断強度」という意味で間違いなく地盤の強度。】だという。

 

防衛省は、業者が勝手にやった試験、正規の方法とみなす「力学試験」には当たらない、信頼できない、土の状況を見る試験で強度の試験ではない、という。

 

けど、国会に提出した資料につけられた軟弱地盤を示すデータには「Undrained Shear Strength」という表記がありこれは強度計測試験だと専門家は言う。

 

巨額の税金が使われる工事が結局は無駄になるかもしれない可能性を示すデータがあるなら、納税者としては、正規の方法であろうがなかろうが、業者が勝手にやった(公共事業の受注業者が勝手に関係のない試験をやるなんてことは普通は考えられないそうだけど)試験だろうがなんだろうが、そんなことはどうでもいい。

埋め立て予定地の海底70メートルより深い海底地盤がゆるゆるの可能性がちょっとでもあるなら、なんで巨額の税金を投入する前に、正規の方法だという試験をして確かめないんだろう。

 

 

河野防衛相は、巨額の税金を投入する米軍基地の土台が、ぐらぐらかもしれないという可能性があることを、ほんの少しも怖いとは思わないんだろうか。