新型コロナウィルスの感染拡大で発生元の武漢が封鎖され、政府がチャーター機で邦人を帰国させた件では、当初、前例踏襲、ルール通りに、帰国者にエコノミークラスの片道運賃と同額程度の8万円を請求するとされていた。

こういうケースでチャーター機による帰国費用を請求するのが一般的なことなのかどうか、諸外国の例なども知らないので、8万円の請求が正当なものなのかどうかよくわからないけど、ちょっと驚いた。同じように驚いた人はかなり多かったみたいで、それが明らかになると批判の声がかなり湧いたようだ。結局政府は請求しないことにしたみたいだけど、そんな批判が湧き上がるだろうことは予測しなかったんだろうか。

 

予算委員会で、新型コロナウィルス問題に関連した質問が相次いだ。桜問題を追求するような調子でやると、「この非常事態に!」って批判が湧き上がるだろうし、結構慎重なトーンでの質問が多かったような気がする。

それでも、帰国者の数に対して用意したホテルの部屋数の少なさなどについて野党が指摘すると、茂木外相はチャーター機を飛ばした事についての外務省側の努力について強調。人の苦労も知らずに、って言いたそうな感じ。確かに時間との戦いもあっただろうし、中国側との折衝など大変な苦労があったんだろうとは思うけど、質問する側に、それを忖度しろと言わんばかりの調子の答弁に(個人の感想ですが)は、ちょっと違和感。

 

野党が指摘する通り、感染者がいる可能性はあるのだから、相部屋はないだろうと思う。

相部屋じゃあそれこそ「濃厚接触」になってしまう。緊急事態で間に合わなかったということなのかもしれないけど。これがエボラ出血熱のようなもっと致死率の高い感染症だったらまた違った対応だったんだろうか。

 

政府の対応を批判できるほど、感染症対策についてよくわかっていないんだけど、他の国の対応などの報道を見ると、日本の対応は先手を打つというよりは、後手後手の対処に回ってるという印象を受けてしまう。

 

そして出てきた「緊急事態条項」に絡む憲法改正の声。憲法さえ改正すれば、新型コロナウィルスや他のもっと怖い感染症対策が万全になると本気で思っているわけではないんだろうけど、こういう事態を利用しようとするのがあまりに見え見えなことに、ちっとは内心の抵抗感とかないんだろうか。