ウクライナ機撃墜の報道を見て

8日に墜落したウクライナの民間旅客機。墜落当初イランは、旅客機の機体トラブルが原因だ発表した。9日には、イランのミサイルによる撃墜ではないかと報道されていたけど、10日の段階でも、イランは、ミサイル撃墜ではないと否定していた。

 

それが翌11日には一転、米軍の巡航ミサイルと誤認した「人為的ミス」によるイランによる撃墜だったと認めた。ロウハニ大統領はウクライナのぜレンスキー大統領に電話会談で謝罪、遺族への補償や責任者の訴追など迅速な履行を約束したという。ロウハニ大統領はカナダのトルドー首相とも会談したという。

 

イランが人為的ミスによる撃墜を認めたその日の夜には、大規模な反政府デモが首都などで発生したという。

報道によると、テヘランの大学校内で開かれた追悼集会がデモに発展し、1000人以が参加したという。

 

犠牲者の大半はイラン人。自国民の犠牲にもかかわらず、政府が3日間も嘘をついていた衝撃は大きいという。

去年11月には全土で反政府デモが広がったイラン。ソレイマニ氏の殺害で、反政府から反米へ国民の批判の矛先を躱しかけたところへ、ウクライナ機撃墜で国民に対してもウソをついたイランの政権。

今回の怒りのデモは、治安部隊との衝突でアムネスティによれば300人超が死亡したと言う反政府デモの再燃につながるんだろうか。

 

トランプ氏は早速このデモを支持するとツイートし、イラン政府によるデモ参加者への締め付けを牽制し、ポンペオ国務長官もデモの動画と合わせる形でイラン政府批判をツイートしたという。

 

 

反政府デモが再燃して、イラン国内がガタつくことは、イランを対話の場に引っ張り出したいトランプ大統領にとって望ましいんだろうか。

ガタつくことで、穏健派と言われるロウハニ大統領らの力が弱まり対話の機会は遠のくという見方もあるようだけど、どうなんだろう。

 

 

不利になりそうな状況を見て撃墜を認めたイランと、反政府デモを都合よく使おうとしてるようにも見えるアメリカ。撃墜したイランが、元はと言えばアメリカが悪いと非難するのは筋が違うような気がする。

けど、国同士の対立が結果として176人もの人たちを殺してしまったのは確かだ。それぞれの政権を担う人たちは個人としてどう受け止めているんだろう。