ゴーンさんの会見を報道する番組を見て

ゴーンさんの事件についてはあまりよく知らないから、会見の報道を見ても、事件の内容についてのゴーンさんの主張だけでは、それが説得力を持つのかどうかよくわからない。けど、日本の法を犯して海外に逃亡したのは確かな事実だし、この世の沙汰は金次第で終わらせちゃいけないとは強く思う。

 

それにしても、会見の翌日のワイドショーや報道などを見ると、ゴーンさんは結構散々な言われようだ。

 

日産の西川前社長は、「拍子抜けした。あの程度の話なら日本ですればいい」と会見について話したという。拍子抜けしたということは、新しい事実か何かが出てくるのかもとドキドキだったりしたのかなと想像してしまう。

ゴーンさんの会見後、真夜中過ぎに会見を開いた森法相の「潔白というなら司法の場で無罪を証明すべき」という発言には、早速、立証責任は検察だろってつっこみが入ったみたいだ。スッと出た言葉みたいだから、本音のところは、無罪なら自分で証明しろよ、って感じなのかな。

 

 

個人的には、予告されていた日本政府関係者の実名が結局公表されなかったのはがっかり。レバノン政府の利益を損なうことはしたくないというのが、氏名を出さない理由だという。

本当は情報を持ってないのに予告して期待を高めておいて外すなんて自分が損することをあえてしたとは思うより、予告から会見までに何か事情が変化したんだろうなあと思う方が抵抗ない。

 

 

ゴーンさんという人のことはよく知らないけど、一国の法を犯して国外逃亡を図ることで失ったのは30億とも言われる額のお金だけじゃないと思う。多くの人の信頼も失ったろうし。

それでもなお逃亡を決意したわけだけど、心を決めた最後の一押しはどんなことだったんだろう。

妻に会えず、裁判には5年かかると言われたことで、これ以上普通の生活ができないことが耐えられないと思ったというようなことも言ってたみたいだけど。

妻と会いたいと訴えたことに対して、裁判官に「何故?」と聞かれた、とゴーンさんが述べた時、会場にちょっと笑いが漏れたようだった。妻に会えない、ということに対する感覚が、日本と海外ではちょっと違うのかな。

 

夫人との接触禁止は、証拠隠滅、口裏合わせの恐れがあるからという理由みたいだ。

証拠隠滅の恐れってよく聞くけど、逮捕直後なら証拠隠滅の恐れって言われてもああそうですねとわかるんだけど、結構日にちが経ってから言われても、その間その隠滅の恐れのある証拠なりなんなりを押収できないもんなんだろうか、っていつも疑問に思うんだけど、どうなんだろう。口裏を合わせるにしてもその前に事情聴取の記録があるんだろうから、後から口裏合わせても、それは裁判で明らかになるような気がするんだけど。それじゃダメなのかな。

幸いにも裁判沙汰になったことのない素人としては疑問だらけです。

 

 

日本政府関係者の名は出さなかったゴーンさんだけど、安倍首相の関与がなかったということは話したみたいだ。

安倍首相は、記者会見について「本来日産の中で片付けてもらいたかった」と述べたと報道されていた。どんなことを思っての言葉なんだろう。