イランのミサイル攻撃の報道を見て

2016年の米大統領選の前に放映されたNHK特集で、トランプ候補(当時)が、アメリカンドリームとかアメリカの理想とかの綺麗な言葉では収まらない、アメリカの深層部の不満と不安が詰まったパンドラの箱を開けてしまったというような表現をしていた。

ソレイマニ司令官の殺害について、放送大の高橋先生が、パンドラの箱を開けてしまったという表現をしたのを見て思い出した。トランプ大統領パンドラの箱をいったいいくつ開けるんだろう。

 

 

テレビのニュースで見たイランのソレイマニ司令官の葬列はものすごい数の人の中を進んでいた。故郷のケルマンの葬列では市民が殺到し、50人以上の死者と200人以上の負傷者を出したという。

人の海の中を進んでるみたいな葬列。こういう映像を見ると、本当に国民の英雄だったんだと改めて実感する。

 

 

 

今日午前中、イラクの米軍駐留基地にイランからミサイルが撃ち込まれた。イラン側の発表では数十発、アメリカの発表によると10数発以上の弾道ミサイル。犠牲者はないみたいだ。

米国人の人的被害を出さなかったのがポイントらしい。よくわからないけど、超えちゃならない一線を超えずに、ゲインできるところはゲインするっていう微妙に計算された攻撃だったみたいだ。

イランの国民は、この攻撃を歓迎する声もある一方さらなるエスカレートを恐れて非難する人もいるとNHKテヘラン支局記者が言っていた。どっちが大勢なんだろう。

 

 

正面対立になれば戦力の差からイランが不利なのは明らかだから、周辺の武装勢力ハマスヒズボラ、フーシ派など)を使ってゲリラ戦を仕掛けてくるのではないか(それがイランの常套手段らしい)という専門家の解説もあった。

 

 

イランもアメリカも本気で全面対決する気はないという。今回のミサイル攻撃を受けて、トランプ大統領はどんな声明を出すんだろう。

ハメネイ師は今回の攻撃ではソレイマニ司令官の殺害には釣り合わないと述べたみたいだけど、イランはどう出てくるんだろう。