イラン司令官殺害のニュースを見て

1月2日、イランの革命防衛隊のソレイマニ司令官が、米国の無人機攻撃で殺されたという。殺害の場所はイラクバグダッドの国際空港。

「米国人を守るための防御的行動」で「イランの将来的な攻撃計画を抑止するのが目的」。

トランプ大統領の命令によるという。

イランの最高指導者ハメネイ師は「厳しい報復が犯罪者に待ち受けている」と声明を出したみたいだ。

 

 

報道によると、ソレイマニ氏は革命防衛隊の中で対外工作を担う「コッズ部隊」を1998年から率いるイランの安全保障戦略のキーパーソンで、イランの保守強硬派の中で大統領候補として名が挙がるほどの人だったみたいだ。

シリア内戦で【劣勢だったアサド政権軍を支え、支持者からは半ば英雄視】(東京新聞)され、政治的にも力があり反政府デモが続くイラクでは【次期首相選びに介入するなど「実際の統治者」】とも評されるほどだったという。

 

 

昨年6月頃にホルムズ海峡でタンカーが相次いで攻撃され、9月にはサウジアラビアの石油施設も攻撃された。

報道によると、それ以降サウジはイランと水面下で対話を模索していたという。

 

 

今回の殺害は、米国人一人が死亡したイラク駐留米軍基地への攻撃が始まりみたいだ。

12月27日 イラクキルクークの基地がロケット弾による攻撃を受け、米国人民間業者1人死亡。

12月29日 米国がイラク国内の3箇所シリア国内も2箇所を空爆

標的になったのは、イランを後ろ盾とするシーア派民兵組織「カタイブ・ヒズボラ」の作戦司令部や武器庫などだという。

12月31日 イラクバグダッドの米大使館をデモ隊が襲撃

1月2日 米国がイランのソレイマニ司令官をバグダッドで殺害

 

対立しているのは米国とイランだけど、争いの場になっているのはイラクだ。

 

反イラン感情から反政府デモが続いていたイラクでは、29日の国内3カ所への米軍の空爆で、反米感情が高まりつつあるらしい。

それが31日の米大使館への襲撃につながったのかもしれないけど、この襲撃で死者は出ていないし建物内への侵入もなかったという。

 

 

 

トランプ大統領は、戦争を始めるためではなく阻止するための行動だという主張みたいだけど、ソレイマニ司令官の殺害は、イランとの戦争を引き起こしかねないとの恐れからブッシュ大統領オバマ大統領も拒否したと言う。

トランプ政権は、この殺害によってイランがどう出てくると考えてるんだろう。

深刻な武力衝突にはならないと考えてるんだろうか。それともイランが戦争に一歩踏み出すのを待ってるんだろうか。

 

 

年末に閣議決定した自衛隊の中東派遣はどうなるんだろう。