北朝鮮の石炭密輸船の記事を読んで

今年1月に、国連安保理北朝鮮制裁決議によって各国が資産凍結しなければならない中国企業の運行する貨物船を、海上保安庁那覇港で検査確認後、勾留など必要な措置をとらずそのまま出港させていたことが分かったという記事が朝刊に載っていた。

専門家は、この日本の対応は「明らかな決議違反」だと指摘しているという。

 

問題の船を運航する中国の企業(華信船務社)は、国連安保理決議で禁じられた北朝鮮産石炭の取引にかかわったとして2018年に国連安保理が制裁対象に指定、日本政府も資産凍結措置の対象にいたという。

 

報道によれば、1月にこの船が那覇港に入港した際、海上保安庁は検査で運航企業が制裁対象の中国企業(華信船務社)だと確認したのにもかかわらず、「勾留理由がない」として出港を許可したという。

この件に関して、外務省はこの船が「華信船務社の管理資産と確認できなかった」と、共同通信に説明したというけど、海上保安庁は確認したのに出向を許可したという。どっちが本当なんだろう。

専門家によれば、この件は弁明の余地なく資産凍結の対象らしい。

 

北朝鮮の密輸船については、韓国政府が18年8月以降入港禁止にした外国籍貨物船4隻の船舶が、措置後30回は日本各地に寄港していることが判明しているという。この記事の件もそのうちの1件らしい。

国連の決議後、18年に韓国が入港禁止措置を取る前を含めると、日本寄港は100回を超えるという。

日本政府自身、18年11月に国会でこれら貨物船4隻が61回日本に入港していたと認めているという。

 

安倍首相が繰り返す北朝鮮に対する「最大限の圧力」はどうなってるんだろう。