ハイキュー!! 第396話 飯と筋肉 感想(2)

 大地さんが月島の成長に、菅原さんが影山の成長に涙したのも、3体3の体育館の頃からずっと見てきた後輩の成長ぶりに、

 

 

 

武田先生の言葉はすでに未来を向いていて、烏野の面々もそれぞれのこの先を見据えているよいうな表情だ。東京体育館を後にする烏野はみんなまっすぐ前を向いて胸を張って歩いている。

いい試合だった、胸を張っていいと思う。

終わった試合よりもこれからを見つめるのも理想だと思う。

それでも残るモヤモヤ感はなんだろう。

悔しがる姿、涙する顔が見たいというわけじゃない。でも、あまりにも達観した高校生の敗者の姿には違和感しかない。それとも今はこれが標準なのかな。

ハイキュー!!という物語で主人公のポジションにいる(と思ってるんだけど)烏野の敗者としての姿はこうだ、と作者が言うのならそれはそれで受け止めなければならないとは思うけど。

もっと上に行きたかったのではないのか?それとも実は、ゴミ捨て場の決戦がクライマックスで、他はおまけ的な扱いだったのか?

 

 

 

インハイ予選で負けた時は、みんな泣いていた。試合でズタズタになった筋肉を飯を食って回復させる、それを何度も繰り返して筋肉をつけていくんだというようなことを烏養さんが言っていたけど、みんなボロボロ涙をこぼしながら口いっぱいにご飯をかきこんでいた。

 

今回は違う。涙ボロボロだったのは、一人飯になってしまった日向だけだ。試合最終盤に高熱で退場して、試合には負けて、日向にとっては悔しさと不甲斐なが残る試合になってしまっただろう。限界を超えて高熱に倒れた日向。試合の結果もさることながら、自分の限界に無知だったこと、結果として限界を超えてしまったこと。

限界を超えるのではなく、限界値を上げていこうって言葉が突き刺さる。