日韓の亀裂は誰得?

韓国向けの半導体素材への輸出規制の強化について、文大統領が15日、大統領府で開かれた会議で発言したことが報道された。

元徴用工の問題に関連しては、日本政府に対し「今からでも外交的解決の場に戻ることを望む」と述べ、対韓国輸出規制の強化については、「韓国経済が一段階高い成長を図る時に、(日本が)韓国の経済成長を妨害した」けどそれは「決して成功できないだろう」と強調したという。

また、第3国経由の北朝鮮への横流し疑惑については「制裁の枠組み内で南北関係の発展と韓半島の平和に向けて尽力する韓国政府への重大な挑戦」と批判したという。(「」内は東亜日報のサイトから引きました。)
文大統領は、今回の措置は結局は日本経済に大きな被害をもたらすものだと「警告」もしたという。


先週行われた両国の事務レベルの会合は、当初の予定時間を大幅に超過して行われたという。
また会合後の両国の発表にも食い違いがあると報道されていた。

日本側は、今回の措置が政治的な対抗措置ではないことを説明し、韓国からも撤回要求はなかったと発表。
対して韓国側は、撤回を要求したと主張。15日には、「日韓の議事録を見れば、我々が明確に『現王回復』を要求したことは明らかだ」と主張したという。


方や、撤回要求はなかったといい、方や撤回を要求したという。

あったかなかったか、ならどっちかが嘘をついてるということになってしまうけど。

 

日本の経産相担当者は「問題提起はあったが、撤回を求める明確な発言は確認できず」という表現みたいだ。明確な発言というのはなんだろう。「撤回」という単語をがなかったということなんだろうか。問題提起とは何を指すんだろう。
日頃こんなまどろっこしい言い方に慣れてないから、「撤回を求める明確な発言は確認できず」が、撤回要求はなかった、になるってのがよくわからない。


ここのところこの対韓輸出規制強化の報道を見ていると、なんとなくヘンな感じがする。
いつの間にか徴用工問題(レーザー照射や慰安婦関係の問題も含むのかもしれないけど)への韓国の対応によって信頼関係が損なわれたから輸出管理の運用を見直した、という当初の説明が、なんだか最初からなかったもののような調子で報じられるようになった感じがするからだ。
文大統領の日本の韓国への「重大な挑戦」という表現を、待ってましたと言わんばかりの調子?(は言い過ぎかもしれないけど)