2回目はミサイル、の記事を読んで

北朝鮮の2回目の「飛翔体」。
日米両政府は弾道ミサイルだったと断定、韓国政府は「分析中」と慎重姿勢を見せているという。
トランプ大統領は、2回目のミサイル発射について、
金正恩委員長が信頼を裏切ったとは思わない。短距離ミサイルで、ありふれた普通のものだ」と述べたと言う。

とりあえず今の時点では裏切られたとは思わない、とも述べ、それは挑発が続けば信頼関係が崩れることもある得るという認識らしい。

いずれにしろ今のところ、米朝対話の継続方針は変えていないみたいだ。

史上初の米朝首脳会談は、トランプ大統領ノーベル平和賞を、という声まで出たけれど、その後実質的な非核化のプロセスはまるで進まず、2回目の首脳会談は事実上決裂とまで言われた。そこへ持ってきて今回の短距離ミサイル発射。

来年に大統領選を控えて、北朝鮮に核・ミサイルの発射実験をやめさせたという平和アピールをしてきたトランプ大統領北朝鮮は、選挙を控えたトランプ大統領のことをどの程度まで読み切って、ミサイル発射などという揺さぶりをかけているんだろう。

それにしてもトランプ大統領相手に、(北朝鮮にとっては伝統的(?)な脅しの手段なのかもしれないけど)2回のミサイル発射という揺さぶりをかけるってのは、それはそれなりにすごいなあと思う。


トランプ大統領は金委員長との間の信頼関係というけど、この2人の信頼関係ってどの程度のものなんだろう。
段階的な非核化と経済制裁の解除を望む北朝鮮と、それを「過去に失敗したやり方だ」と断じて非核化を一気に進めたい(ビッグディールというらしい)アメリカ。
政権が変わればちゃぶ台返しもあり得る国なんだと、トランプ大統領になってからのアメリカは、そういう国に見える。
北朝鮮は本気で非核化する気はあるんだろうか。


報道によると今回のミサイルは、発射場所の探知や迎撃がより難しいロシア製の高性能短距離弾道ミサイルに似ていて、防衛省幹部は「北朝鮮は新たな技術を獲得している。日本に届く新兵器を開発している可能性もある」と警戒を強めているという。けど防衛大臣は日本の安全保障に直ちに影響を与える事態ではないという。
今回のミサイルの件を受けて、首相の無条件首脳会談を目指す方針に何か変化はあるのかと思えば、【「首相が自ら決意を固めた」(外務省幹部)ため、あくまで実現を目指す構え】だという。


拉致問題解決に向けて野上官房副長官が述べたように「わが国自身が主体的に取り組むことが重要」なのは、当然のことだと思うけど。
去年トランプ大統領が衝撃的に米朝首脳会談を実現させてから約1年あった。今が首脳会談のベストのタイミングだと、国民としては思っていていいんだろうか。「首相が自ら決意を固めた」から実現を目指す、と言われてしまうと、なんだか心もとない気がして不安。