「飛翔体」と「無条件で会談」の記事を読んで(1)

5日の朝刊に「北朝鮮が飛翔体発射」という記事が載った。4日に北朝鮮が「飛翔体」を数発、東海岸から北東めがけて発射したという記事だ。韓国軍は当初「短距離ミサイル」と発表したけど、後から「飛翔体」に表現を変えた。弾道ミサイルだと、国連安保理の制裁決議に違反するらしい。本当にミサイルではなく多連装ロケット弾なのか、北朝鮮安保理決議に違反したとなるとまずいから表現を変えたのか、はっきりしない。はっきりさせたくないのかも、らしい。

6日の記事では、北朝鮮の国営朝鮮中央通信が、軍部隊の火力打撃訓練が4日、日本海海上で行われ、金委員長が立ち会ったと報じたという。
例の飛翔体はこの「火力打撃」訓練によるものらしい。

2月の米朝首脳会談決裂後、対話が停滞する中、対外的には米韓をけん制、国内向けには圧力に屈しない姿勢を印象付け金委員長への求心力を高める目的とみられると記事にはあった。

とりあえず日本に直接的な影響はないし、安倍首相が金委員長と直接会談をしたいと発表したばかりだし、政府はことを荒げず静観の構え、だという。
ポンペオ米国務長官は、「金正恩委員長がロシアのプーチン大統領にあった直後に起きたこと」とロシアが発射を容認した可能性があるとの見方に言及したという。北朝鮮との対話については、飛翔体は短距離で「米国や韓国、日本の脅威にはならなかった」とし、米朝対話を続ける方針に変わりはないという。


4日の朝刊に、【首相「日朝会談無条件で」】との記事が載っていた。日本の日朝首脳会談については日本人拉致問題の進展を開催の条件にしてきたこれまでの方針を転換、日朝首脳会談の無条件開催を目指す方針だという。北朝鮮から求められれば【植民地支配をめぐる「過去の清算」も平行して話し合う」という。

6か国協議の参加国のうち、安倍首相だけが北朝鮮とのトップ会談をしていない。孤立化を避けるために、会談へのハードルを下げて実現にこぎつけたい考えだと記事では解説していた。
まず無条件で金委員長と会い、2002年の日朝平壌宣言に基づいて国交正常化を目指す姿勢を強く打ち出し、北朝鮮が求めるあらゆる議題に関し、腹を割って話し合う。金委員長との信頼関係を構築して、拉致問題を解決したい。日本側はそう考えているらしい。

2月末の米朝首脳会談で、トランプ大統領拉致問題を取り上げると金委員長は、拉致問題を日朝間の懸案事項だと認め「いずれ安倍首相とも会う」と認めたらしい。
米朝会談の直後の日米視能会談で、そのことは安倍首相に伝えられたという。