ハイキュ−!! 第331話 エースのめざめ 感想

狢のセッターは、たんにあたりが続いてるというわけではなく、ここまでは梟谷の攻撃をきちんと読みきってるみたいだ。
梟谷の試合はこれまでもちょこちょこ描かれてきた。大抵は、しょぼくれたボクトさんの復活やボクトなしの梟谷の強さに焦点が当てられていたように思う。

その中で赤葦はといえば、ボクトさんをいかに気持ちよく打たせるかに心を砕く描写の印象が強くて、セッターとしてどういうタイプなのかはこれまでほとんど考えたことがなかった。
狢の臼利くんは、赤葦のことを”手堅く・ミスなく”というタイプだとみてる。そうなのかな。

赤葦は、いつだったかの練習試合で、乱れたパスから速攻につなぎ、そこから速攻?というような言われかたをされたことがあったのは覚えてる。かなり攻撃的なセッターだと言われてたような?(うろ覚えですが)。
音駒との試合では、”曲者”研磨を相手に負けなかったし(と言ってもお互い手の内は知り尽くしてる相手だということもあるから、あまりそれは参考にはならないかな)、本来は相手の出方を読むことができるどちらかといえば頭脳派のセッターなんじゃないかとなんとなく思ってたんだけど、実際のところはどうなのかな。
この試合に関しては、3年生最後の大会というプレッシャーが悪い方に効いてるような感じがする。
赤葦を”手堅くミスなく”プレイするタイプだと分析する臼利くんはどれくらい赤葦の事を研究してきたんだろう。

何れにしても1、2本のミスで折れかけた心は、多分ボクトさんの「ただのエース」の一言で立ち直るんだろう。

”ハツラツと性格が悪い”とチームメイトに言われる臼利くん。ボクトとは対照的に考えすぎな感のある桐生にとっては、臼利くんの”ハツラツ”な面はかなりプラスに作用しそう。試合がどっちに転んでも最後までその邪気のなさそうな元気さをキープしてほしいなあ。


一つ上の大エースのプレイを見て衝撃を受けるパターンは、白鳥沢の白布と同じだ。白布は、多彩な攻撃を組み立てる華やかなセッターに憧れながらも、どんな相手だろうと半ば力づくで圧倒するウシワカのスタイルに魅せられてしまった。憧れるけど手が届かないプレイを有無を言わさず力で押し破っていくことに快感も感じたのかも。
赤葦はバレーが好きでも嫌いでもなく、言われたことを疑問も持たずただ一生懸命やってきたというから、白布のように憧れるセッターのプレイスタイルというのもなかったかもしれない。そんな赤葦がボクトさんに惹かれたのは、スパイカーとしてのプレイの凄さもあるかもしれないけど、相手チームさえ鼓舞してしまうようなボクトの明るいエネルギーに満ちたオーラとしか言いようがない何かなんだろうなあ。(それにしても木葉さんはコートの外でも半端に面倒見がいいようだ)


いつも冷静にボクトさんを支えてきた赤葦。ボクト以外のメンバーは全く手がかからなそうだから余計そう感じんるのかもしれないけど、しょぼくれボクトの立て直しは、赤葦の仕事の結構な部分を占めてるような印象がある。
その赤葦が間接的に攻められて悪い循環に入りかけてるところを、強烈な2発で断ち切って「エース宣言」したボクト。
遅い目覚めだなあと思うし、なんで今なのかもわからないけど、とりあえずギリギリ間に合った感はあるなあ。