ハイキュー!! 第327話 バレーの虫たち 感想

試合が続くと、今回のようなコートの外の出来事回は読者としてもいい気分転換になる。今回は新しいキャラも出てきて、次の梟の試合がちょっと楽しみになったような気がする。サクサが影山の挨拶に手を挙げて応えたのも(小さいコマだけど)ちょっと意外な感じだった。

それにしても女の子の涙にビビるでかい図体の男3人と比べると、冴子さんは男前だ。言葉が出ない時は無理に出すこともない。ただ相手への敬意を込めて杯を交わす。

 

 コートの外では、大将さんが自分の言葉に煽られて、黒尾たちを励ましてるんだか悔しさを代弁してるんだかわからない状態になってしまっていた。大将さんと黒尾たちは同じ東京地区で多分何度も対戦してきただろう相手、お互いにどれだけきつい練習をしてきたかわかりあってる(多分)相手。3回戦は接戦で音駒も烏野も全力を出し合った試合だったからこそ、見ていた大将さんは、黒尾たちの悔しさに、地区予選で味わった自分たちの悔しさを重ねたんだろうけど、当のネコたちは悔しさなんてどこ吹く風って顔をしてる。
悔しくないわけはないんだろうけど、それよりもやりきった感の方が強いのかな。バレーの虫だった日々がもう終わったという実感がまだないのかも。

 

3回戦、イタチは余裕の勝利みたいだ。25・18、25・17。これくらいの点差だと、相手チームは試合のどこかで、自分たちの負けを予感する瞬間があったかもしれない。
それとも、もうダメか?と思うのは試合を外から見ている側が感じるだけのことで、コートの中で戦う選手たちは、たとえどんな劣勢だろうと、負けを予感することなどないんだろうか。

「100%純粋に勝利を信じられる奴なんてなかなか居ない」
でも海さんのいう「勝ちに夢中になれる奴」なら、たとえ15点差の相手マッチポイントの瞬間だろうと負けるかもなんて頭の片隅にも浮かぶことがないような気がする。

全国大会の準々決勝に来るような選手たちは、みんなバレーの虫と呼ばれてもおかしくなさそうだけど、その”程度”はものすごく差があるんだろうなあ。

 

次回からは、梟と狢の試合が始まるみたいだ。3本指のエースの一人、桐生は見た目の印象とは違い、意外に細かいことを考えてしまうタイプなのかも。しかもそれを表に出さず見た目通りに振舞おうとしてるけど、実はみんなにバレている?。狢のセッターも2年生だけど、エースの扱い方は心得てるって感じがする。それともそのまんま素直な黄金タイプなのかな。
赤葦とはまるで違うタイプのようだけど、自分のとこのエースに絶対の信頼を置いてそうなとこは赤葦と同じだ。エース対決も楽しみだけど、どちらがよりエースを活かしきることができるのか、セッター対決もフォーカスされるといいなあ。


それにしても前回から影山くんが日向の疲労をやたら気にしてるような描写があるけど、スタミナお化けとまで言われた日向が、体力面で苦しむ場面がないといいけど。