原発推進で日米が覚書に合意、の記事を読んで


報道によると、13日(火)、日米両政府が原子力推進で覚書に合意したという。
原子力を、温室効果ガスを排出しない「クリーン」なエネルギーとして位置付け、地球温暖化対策に役立つ電源として評価することで、原発を盛り返したい思惑があるそうだ。
日本は、米国、カナダと共に、今年5月に始まった原子力推進の国際的な取り組み「NICE Future」の発案国でもあるという。この取り組みは、原子力を重要な基幹電源として利用を推奨し、再生エネルギーとの融和を図ることを目的に掲げてる、という。


5日の東京新聞朝刊一面トップに、【福島原発事故後作業 長時間労働で過労死認定】という記事が載っていた。
福島原発事故後、敷地内で自動車整備作業に従事していた下請け整備士の男性が、昨年10月死亡したのは、長時間労働による過労が原因として、先月労災認定されたという。
男性は2012年3月から、敷地内専用車両の点検と整備を担当し、昨年10月に亡くなる前6ヶ月の残業時間は月80時間超だったという。


記事によれば、原発敷地内には、事故後一度も点検をしていない車両が300台以上もあり、、東電は整備を急がせていたという。汚染され敷地外に出せない車が多く、整備士は全面マスクをかぶりポリ素材の下着の上に防護服着用、5人で1日5〜6台の点検整備というハードなスケジュール。


原子力をクリーンなエネルギーだと言って推進しようとする人たちは、防護服を着て限られた人数で事故の後始末をしなければならない現場の事を、時々新聞記事で読むだけの自分よりずっと知ってるはずだ。
それでなぜ「クリーン」なんて単語を平気で使えるんだろう。