イエメンの記事を読んで

4日(日)の朝刊に、3年超になるイエメンの内戦に関する記事が載っていた。
イエメンの人道危機が世界最大規模に達しようと、遠足の子供のバスがサウジ主導の連合軍に誤爆されようと、連合軍への国際的な非難が高まろうと、これまでのトランプ大統領の言動を見てると、ほとんど意に介してないように見える。
けど、記事によると、カショギさん殺害事件で国際的な非難が高まる中、これまでサウジ政府擁護姿勢を取っていたトランプ政権の姿勢がついに転換したかもしれない、らしい。


記事によると、8月に、米国議会の中から、サウジへの米国による弾薬の供与がイエメンの人道危機を悪化させてるとの非難が高まった際にも、国務省は、サウジが民間人の被害を抑える措置をとったからと言って、支援継続を決めた。

が、10月にカショギさん殺害事件が起きて、さらに高まる国際的な非難に加え、二転三転するサウジアラビアの弁明。米国議会でもサウジへの武器輸出停止を求める動きが強まっているという中で、10月末に、ポンペオ国務長官マティス国防長官が、戦闘当事者に停戦を呼びかけ、空爆の停止を要求する発言をしたという。


別の新聞記事によれば、渦中のムハンマド皇太子の国内権力は揺らぎそうもなく、本音では今後の中東政策のベースとして皇太子との関係強化路線を崩したくないトランプ政権は、国際的にも国内的にも批判の高まるイエメン内戦でサウジから何らかの妥協を引き出して、この危機を乗り切りたいんだろうという見方もあるみたいだけど。


何れにしてもようやく内戦終結への一歩を踏み出そうとしてるのか?と記事を読んで思っていたら、昨日の朝刊に「イエメン暫定政権軍が侵攻」という記事が載っていた。
国連が援助物資を搬入する主要な港町である西部のホデイダで、6日サウジに支援れた暫定政権軍が侵攻を始めたという。
暫定政権軍を支援するサウジアラビアUAEは、アメリカによる停戦と和平協議開催の呼びかけに応じてないという。和平協議を前に戦況を有利にしとこうという戦略らしい。

ホデイダは、すでに6月以降暫定政権に包囲されてるという。
シリアでは反政府勢力の支配地域を政権側が包囲し、兵糧攻めにするという戦法をよく報道で見た覚えがある。雑草のスープを食べる生活が報道されていた。ホデイダはどうなんだろう。

 

世界最悪の人道危機にあるイエメン。市場に食料がないわけじゃない、経済が崩壊して、それを買うお金がないというタイプの危機だと(全ての地域がそういう状況なのかどうかわからないけど)いう記事を読んだこともある。

文字どおり骨と皮しかない赤ちゃんの写真が何枚も報道されている。
自然災害じゃない。
戦争を止める力を持つ人たちがいるはずなのに、彼らの関心は今死につつある子供達には向いてないみたいだ。