みんなで支えるからこその社会保障のはずなんだけど

昨日テレビのニュースで麻生大臣の医療費負担について発言する映像が流れた。

「『自分で飲み倒して、運動も全然しないで、糖尿病も全然無視して、なんとかかんとかになった人の医療費は、健康に努力している俺が払っている経費かと思ったら、アホらしゅうて、やってられん』と言った、ある我々の先輩がいたので、良いことを言うなと思って聞いていましたよ」
という発言だ。その後記者から大臣も同じ考えなのかと聞かれると、「生まれつきもあるので一概に言うのは簡単な話ではない」と答えたという。

ここでは先輩の話としてるけど、麻生大臣自身5年前に「先輩」と同じ発言をしてるみたいだ。2013年4月25日の日経新聞記事によると
麻生太郎副総理・財務相は24日夜、都内で開かれた会合で、医療費負担について「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入っているやつの医療費はおれたちが払っている。公平ではない。無性に腹が立つ」と述べた。「生まれつき体が弱いとか、けがをしたとかは別の話だ」とした】。


今回のは閣議後の記者会見での発言だそうだけど、どういう流れの中でこんな発言が出てきたんだろう。
こんな発言もまた「麻生語録」で済まされてしまうんだろうか。とりあえずわかるのは、この人は糖尿病患者に相当な偏見と憎悪を持っているんだろうということだ。
それにしても批判されるだろうことは予測できるだろうに、一体どういう意図でこんな発言をしたんだろう。
それとも批判などされるわけがない、「正論」を言って何が悪い?くらいのノリなのか、「発言の一部を切り取られて曲解された」と逆にメディア批判でもするのか。もしそうなら、メディアなんてそんなものだし、切り取られて都合の悪い発言なんかするべきじゃないと、これまでの経験から学んでないんだろうか。

いくら何でも何の意図もなくただ単に口をついて出ただけってことはないんだろうけど。
トランプ大統領ばりにコアな支持者向けの発言だったんだろうか。

この種の発言を支持するのはどんな人たちなんだろう。
とりあえず頭に浮かぶのは、透析を受けている人への憎悪剥き出しの発言を叩かれた元アナウンサーや、「子供を産まない=生産性がない」という主張をした国会議員、近いところでは「おしゃれな街に児相な不似合い」だと主張する南青山の住民(の一部)。


誰だってなりたくて病気になるわけじゃない。麻生大臣はそんなことはこれっぽっちも思わないんだろうなあ。