一人殺せば人殺し、100万殺せば、、(1)

サウジアラビア人記者、ジャマル・カショギ氏の事件が日をおうごとに大きく報道されている。今日の東京新聞朝刊では、一面トップに関連の記事が載っていた。

カショギさんが消息不明になったのは、今月2日。イスタンブールにあるサウジアラビア総領事館に、結婚のための書類を取りに入館したのを最後に、婚約者を外に待たせたまま2度と出てくることはなかったという。


報道によると2日に消息不明になって、その翌日にはムハンマド皇太子が米紙のインタビューに「何も隠すことはない」と語り、トルコ側の捜索受け入れの意向を示したという。当初から領事館内での殺害から地下、何らかの事件だとその米紙は情報を持っていたんだろうか。


8日の東京新聞朝刊には、【サウジの反政府記者「領事館内で殺害か」 トルコ捜査機関が見立て】という記事が載っていた。
記事によると、カショギさんは事実上米国亡命中。ワシントンポスト紙上で、サウジ政府のイエメン軍事介入や人権抑圧政策などを激しく批判。2日、結婚のための書類を取りに領事館に入ったっきり出てこなかったという。
ロイター通信は6日の段階で、トルコ当局者の話として【「初動捜査では、カショギ氏は領事館内で殺害された。殺害は事前に計画され、遺体は館外に運び出された」】と報じてるらしい。


12日の朝刊では、【サウジ記者 皇太子が拘束指示か ワシントン・ポスト「米政府が会話傍受」親米国にトランプし苦慮】という見出しの記事。
記事によると、ワシントン・ポストは10日、サウジのムハンマド皇太子がカショギさんを拘束すよう指示したことを示す会話を米政府が傍受していたと報道したという。
トルコは、カショギさんが領事館に入った2日にトルコに入国したサウジ情報機関の特別チームがカショギさんを殺害したとみて捜査を進めていると記事は書いている。
10日、トランプ大統領はサウジ指導者と電話協議、全容解明を求め、米国内では議会の有力議員たが対サウジ制裁の検討を大統領に要請したという。


13日の朝刊ではこれまでより大きな扱いで【サウジ「開放路線」に疑念 反政府記者殺害の疑い】という記事。
ワイントン・ポストは11日、カショギ氏殺害の音声や映像の記録があることをトルコが米政府に伝えたと報道したという。
記事によると、カショギさんは、17年9月に米国へ移住する前には、サウジアラビアの情報機関トップの顧問を務めるなど王室の内情を熟知していたらしい。

結婚の書類を餌に領事館におびき出して殺害(殺害が事実だとしたらだけど)というから、カショギさんは反体制派のよっぽどの大物なのかと思っていたけど、そうではないみたいだ。反体制派というより裏切り者ポジションなんだろうか。


15日の記事は、【サウジ、対抗措置を警告  記者殺害疑惑「制裁や圧力拒否」】。
サウジ政府は14日「経済制裁や政治的圧力による脅しは完全に拒否する。何らかの行動が加えられれば、それより大きな行動で対抗する」と警告したらしい。記事によれば対サウジ制裁には消極的なトランプ大統領に対し、米議会は総額1100億ドル(12兆3000億円)の武器売却の停止を含めたサウジへの圧力強化を求めてるという。

トランプ大統領自賛のサウジとの武器取引。


今週に入って、羽鳥さんのモーニングショーでもこの事件にかなり時間を割いていた。
15人の殺害チーム、領事館に入るカショギさんや15人の乗った黒塗りの自動車の映像、遺体の切断。女性の自動車運転解禁などを主導する若き改革派皇太子と容疑者との関係。政策に反対する王族や宗教指導者、人権活動家などが次々と逮捕されているという強権的なサウジアラビアの姿勢。
ミステリアスな情報が小出しに出てきて、まるで連続テレビドラマのような展開。
報道によると、トルコ側は早くから殺害だとして確固たる証拠を示すことは無しに、情報を小出しにリークしてきたみたいだけど、情報入手の手段は明らかにしたくないらしい。
情報のリークは政治的な駆け引きと絡み合って行われてるみたいだ。