ハイキュー!! 34巻 猫の爪 感想【2】

ゴミ捨て場の決戦が始まる前には、インハイ2位の稲荷崎にも勝ったことだし、いくら相性が悪いと言っても、烏野にとっては勝ちを計算できる試合になるんだろうと思ってた覚えがある。
自分の中ではその時点では、すでに烏野の力は音駒を上回っているという認識だった。
ゴミ捨て場に来るまでに、烏野は全国上位常連の白鳥沢を破り、インハイ2位の稲荷崎を破ってきた。

白鳥沢戦も稲荷崎戦も激戦だった。試合には勝ったけど、地力で烏野がその2校を上回っているとは思えないし、次に戦ったら負ける可能性の方が高いような気はする。でも、格上2校を倒した試合は、烏野にとってのラッキーばかりというわけではなかったと思う。
スパイカー個々の力では、稲荷崎も白鳥沢も烏野に勝っていたのかもしれないけど、相手のミスを待つような試合ではなく、打ち合いの勝負を制してきた。試合をする毎に確実に烏野のチーム力は上がってると思えるような試合だったと思う。


そんな烏野に対して音駒は、全国経験はあると言うけど、そこでどれだけ勝ったのかは不明な梟谷にストレートで敗れ、蛇にも猿にも楽勝というような試合ではなかったと思う。

確かにチームの相性はあるのかもしれないけど、稲荷崎も白鳥沢も守備がザルだったわけではない。そこに勝ってきた烏野と格別新しいことを試すようなシーンもないままに梟に負けた音駒。

インハイ2位に勝ったから烏野勝利が見えているというような単純なものではないとは思うけど。

 

34巻は、しょっぱなから烏野のシンクロ5枚攻撃を黒尾がとめた。普通の攻撃を普通にリードブロックして止めるように止めた。
そこから音駒の守備力が遺憾なく発揮される展開になる。
物語はほとんど音駒視点で進んでいくから、格別音駒ファンでない身としてはほとんど共感できないままに1セットが終わってしまった。
34巻は、娯楽で読んでる漫画でストレスが溜まっていくという何だか奇妙な展開だった。