ハイキュー!! 第320話 師弟・2 感想(2)

今回は、点数的には5・5から烏野7・音駒6までの攻防で、黒尾・月島(ちょっとリエーフ)のMB視点のエピソード。

リードブロックのお手本として烏養さん推奨の黒尾は、「リード・ブロックは最後に咲うブロック」だと頭でわかってても最後までやりきれるとは限らない。疲れたり劣勢になると、「どシャットキメて一気に盛り上がりたい」「もう本能で動いてしまえ」と、なりがちらしい。セッターの動きを読んでひたすらボールを追いかけるってのは、相当神経も使うプレイなんだろうか。
天童さんのゲスブロックのように、自分で全部止めに行くという気合よりも、「絶対にただでは通さない」という気合で跳んでるみたいだ。

タイトルの師は黒尾で弟子は主に月島を指しているんだろうと思うけど、本人たちも互いに師と弟子という認識でいるのかな。夏の合宿では、黒尾に引っ張られるように教わっていた月島が、この試合では対等に勝負することを楽しんでさえいるようだ。ラストのコマの楽しそうな笑顔は、まるで月島じゃないような表情。総合力では勝てないけど、ネット際なら競える(多分)。
黒尾は月島にとって、師でありライバルであり、というほどではないと思うけど。

ハイキュー!!では、好敵手っぽく描かれている関係がいろいろ出てくるけど、登場人物のキャラクターのせいなのか、いまどきの子たちの傾向なのか、嫉妬心のような黒い感情が描かれることはほとんどない(多分例外は影山に対する及川)から、軽く読めていいんだけど、物足りなさを感じることがないでもない。
月島・黒尾の師弟対決も、スピード感があって一気に読んだけれど。けれど。