雑誌の広告を見て

昨日未明の北海道の地震の記事が一面を占めていた今日の朝刊。ページをめくってまず視界に飛び込んできたのは、「地震によってあの広い北海道の全域が停電した」という記事ではなくて、2面の下3分の1を占める「月刊Hanadaセレクション」という雑誌(?)の広告だった。


【発売たちまち重版】とあるその中身は、【「日本の未来は明るい」ー私はそう確信している 次の世代のために】と題された安倍晋三総理大臣の独占記事(胸の内を語る、とあるから多分インタビュー記事かな)から始まり、【晋三は「宿命の子」です】というタイトルの故安倍晋太郎夫人へのインタビュー記事まで、【安倍総理の世界史的使命/今再び新たなる「約束の日」を/安倍総理に変わる宰相はいない/安倍総理には国民がついている政界最強の「花」
日本を託せるのは安倍晋三しかいない】などなど、安倍首相を讃える(多分)記事満載のようだ。


国会中継で答弁に立つ安倍首相や、記者会見やぶら下がり取材に答える首相くらいしか知らない自分のような普通の国民と、この媒体にこういう文章を寄せるような人たちでは、安倍首相について知ってることに質量共雲泥の差があるのだろうとは思う。

これはあくまで見出しの話で、それぞれの記事の本文ではないし、実際本文を読めば、もしかしたらこの見出しから想像されるような安倍首相礼賛記事ばかりではないのかもしれないけど、見出しを読んだだけでクラクラしてしまった。


ここのところ地震や異常気象による災害が続いているせいもあるのかもしれないけど、日本の現在の繁栄はとても脆い土台の上にかろうじてたまたま運よく成り立ってるような気がしてしょーがない。
異次元の金融緩和の出口も、あるんだかないんだかよくわからないまま、19年度の概算要求は過去最高だという報道。


日本の未来はどう明るいのか、自粛明けの総裁選の論戦で語られるんだろうか。それともこの記事を読んでね、なんだろうか。