ハイキュー!! 第316話 ライバル・2 感想(1)

今回のカラー表紙は、どこかで以前見たことがあるようなないような。
音駒との因縁はハイキュー!!初期に遡るものだから、本当に過去回の回想シーンが多いけれど、今回のタイトルもかなり初期のエピソード『ライバル」から引いてきてるみたいだ。

前回、日向対策に揃えてきた高い2枚の壁を日向はどう破るのか興味があったんだけど、どうやら日向には高い壁は関係ないようだ。壁よりも高く飛んで、なおかつブロックアウトを成功させた。

今回のエピソードを読んで最初に感じたのは、違和感のようなもの。なんだろうなあ。

影山との最初の試合で、日向は、井の中の蛙的な”飛べる”というプライドを、試合という現実の前に初めて打ち砕かれた。
それでも1試合、素人同然の即席チームメイトを励まし引っぱり続け、戦い抜いた。
烏野での最初のゲームになった3対3の時も、打っても打っても高い壁に阻まれた。それでも、その時の日向にできる唯一のこと、”信じて振り抜”き続けたことで、”頂の景色”を見ることができた。

何度も同じことを書いてるような気がするけど、日向はバレーボールという競技でスパイカーをやるには致命的に身長が低い。抜群の身体能力の高さで、高い選手と対等な高さまで飛ぶことはできて、周りの人間は一瞬その高さに驚嘆の声をあげるけど、それは、月島のような身体能力はそこまで高くなくても、元から身長の高い選手にとっては、最初から飛べる高さで、ただようやっと彼らと同じスタートラインに立ったことにしかならない。

ハイキュー!!は、最初からそんな不利な条件を持つ主人公が、それでも、不向きだろうが不利だろうが自分がなりたいと思うものになるために、ただがむしゃらに前だけを見て進んでいく物語だった。
高さでは敵わないから、1歩1秒早く頂点に達する。それは今も日向の最強の武器であることには変わりない。それにプラスしていろんな武器を手に入れることは、選手として当然の成長なんだと思う。オープン攻撃で高い3枚ブロックを相手にしてもブロックの指先を狙うことができるようになったのも日向の成長なんだろう。

もともと日向は”見える”スパイカーとして描かれてきたし、指先狙いもこれまで何度か描写されてる。
それなのに、なぜ感じるこの違和感。