久々イタチのことを考えた(1)

歌舞伎「ナルト」はいよいよ明日千秋楽。最初は全く興味がなかったんだけど、「ナルト」の原作ファンにも好評らしいと知り、俄然見に行きたくなってしまった。けど、こういう時に悲しいのが地方在住、、。往復と鑑賞の時間を合わせると、いったい何時間になるのか計算したら、思い立ってすぐに見に行く、ということはとてもできない。あとはもうひたすら再演を願うばかりだ。


今回のナルトは、原作のどこかの部分をクローズアップした脚本というわけではなく、原作の通しをうまく3時間だか4時間の舞台にまとめたものだという。ものすごい駆け足ではあるんだろうけど、原作ファンにも好評だというから、うまいことつないであるんだろう。ポスターは、ナルトとサスケの2大主演みたいな形になってるけど、二人の関係をメインにまとめてあるのかなあ。
サスケの物語の芯になるイタチとの関係は、いったいどういう描かれ方をしているのか興味あるなあ。


イタチは、弟であるサスケにとっては無論のこと、ナルトにとっても、もしかしたらツーマンセルの相方鬼鮫にとっても、ある意味、師のような存在だったように思う。
ナルトはイタチから火影になることの意味を学んだし、鬼鮫はイタチの言葉を手掛かりに、自分自身の価値の確認をすることができたように思う。
サスケにとっては文字通り兄で在りサスケを導く者であった。

 

イタチがいずれはサスケの手にかかって死にたいと思っていたことは、穢土転生したイタチ自身の口から語られたこと。
それを語った時のイタチは、それまで見たことがないほど弱い調子(漫画だから音はないんだけど)のように思えた。

「そしてお前のためだけではない、、、」
「オレはうちはであるお前の手でいつか裁かれたかったのだと思う」

一族皆殺しを実行し、里を抜けた後、イタチは木ノ葉のために暁を監視するという任務(という形態だったのかどうかよくわからないけど)を行ってはいたけれど、一族殺しというあまりに重い荷に潰されずに生きていくことができたのは、ただサスケに殺されるという目的を持っていたからなのかもしれない。