石破さんがんばれ、、

9月の自民党総裁選では、”改憲”が争点になるのだという。

改憲論議はスケジュールありきではない、と首相自ら言っていたと思ったけど、報道によれば首相は12日の講演で「いつまでも議論だけを続けるわけにいかない」と次の国会へ改憲原案提出を目指す考えを明言したという。

石破さんは、次の国会への原案提出は「ありえない」とテレビ番組で発言、特に9条改憲については国民の深い理解が必要とし、熟議を主張してるみたいだ。
自主憲法制定が党是の自民党だけど、これまで総裁選でそれが大きな争点になったことはないという。


サマータイムレガシー案でひと論議よんで、今度は改憲論議が総裁選の争点になる?次から次へと、落ち着いて考える間もなく、論議せよ、と課題が出されてくる感じ。
自分は自民党員ではないから投票することはできないけれど、国会議員でも地方議員でもなく有力者にも繋がらない普通の党員は、いったいどんなことを判断の基準に据えるんだろう。

最優先すべきことは”改憲”ではなく、「社会保障の改革や雇用の安定、所得の増大」であり教育の充実は「憲法に書く形でやるよりも、きちんと現場で行うべきだ」という石破さんの主張はあまりに当たり前で、その中身こそ総裁選前に議論して欲しいなあと党員ではないけど思います。(緊急事態条項新設の緊急性が高いという石破さんの主張には、反対だけど)


首相は、自衛隊違憲かもという議論が生まれる余地をなくすべきだという。もともと自民党の2012年の改憲草案では、「陸海空軍その他の戦力は保持しない」の9条2項を削って、「国防軍」を保持すると明記していて、石破さんの主張もそれと同じ路線。それに対して安倍首相は、2項はそのままにして9条の2を新設、そこに「必要な自衛の措置のため」「実力組織として自衛隊を保持する」と明記するという、今年3月に党執行部がまとめた案を支持してるみたいだ。(というよりこの案自体、首相が去年5月に発表した9条改憲の具体案に沿ったものだというから当然なんだろうけど)


2項を削除して、自衛のための戦力として自衛隊を保持するというなら、それに反対か賛成かは別にして、理屈が通るという意味で納得はできるけど、2項はそのままにして(公明党にも賛成してもらうためらしい)、とにかく憲法に「自衛隊」の存在を書き込んじゃえば違憲じゃなくなるっていう理屈はわからない。


とりあえず条文を解釈するにあたって、9条2項の「戦力の禁止」が、新設される9条の2「必要な自衛の措置」を縛るのかどうかという問題が出てくるみたいだ。

解釈上は、2項の「戦力の禁止」は新設される9条の2の「必要な自衛の措置」には及ばないとする解釈と、2項の「戦力の禁止」は9条の2の「必要な自衛の措置」にも及び、「必要な自衛の措置」は2項の「陸海空軍その他の戦力」であってはならないとする解釈がの二つが成り立つらしい。(ちょっとネットを検索してみた)

後者の解釈が成り立つ時点で、結局自衛隊違憲だという状態は解消できないままになる。それならそれこそなんのために改憲するんだ?って話だ。
なんで、そんなに急ぐんだろう。国民を急かして、ゆっくり考えさせる間を作らなければ、憲法に書き込んじゃえば違憲じゃなくなるなんて単純な理屈が押し通されてしまうんだろうか。不吉な予感だけど、なんとなく押し通ってしまいそうな気もする。

 

つくづく、石破さんがんばれと応援したくなる。