「ハウルの動く城」を見て

見るつもりはなかったんだけど、みはじめたらついつい最後まで見てしまった。「ハウルの動く城」。
過去にも何度かテレビで放送されていて、多分2回か3回は見ているんだけど、いつ見ても、結局何が言いたいのかかがよくわからないまま見終わってしまう。さすがに何度か見ているので、あらすじもわかるし、シーンごとに次はどうなるのかもわかる。で、最後はめでたしめでたしで終わるから、嫌な気分が残ることもないんだけど。


才能ある魔法使いなのに、国のために魔法を使わず自分のために魔法を使うと、サリマン先生はハウルを非難した。サリマン先生によれば、自分勝手に悪魔と契約し、感情を無くしたハウルは危険な存在だ。
確かに国にとっては危険な存在なのかもしれない。


戦艦(飛行機なんだけど、あまりにバカでかくて空飛ぶ戦艦にしか見えなかった)を見て、敵か味方かと問うソフィーに、ハウルはどちらでも同じだと答えた。

戦艦の仕事は、人を殺し街を焼くこと。敵であろうと味方であろうと、する仕事は同じだ。
人を殺し街を焼くことを肯定する人はいないだろうけど、敵の町を焼き、敵の住民を殺すことは多分仕方ない、それが戦争だから、となるんだろう、多分。
それを肯定しなければ、戦争はできない。

そう考えると確かにハウルは危険な存在なのかもしれない。
ハウルは自由を求めているだけだとソフィーは言ったけど、多分それが危険なことなんだろう。
ハウルにとっては、家族のあり方も自由だ。荒地の魔女もサリマン先生の愛犬も家族になってしまったし。


物語のひとつの軸は戦争なのかもしれない。けど、ラストが駆け足でめでたしめでたしになってしまうから、いまいちその扱いがよくわからない。
もう一回くらい見ると、また違う感想になるのかなあ。