ハイキュー!! 第311話 おしまいの悲しみ 感想(1)

研磨は、楽しみにしていたゲームが思ったりより早く攻略できてしまいそうなことが悲しいのか?

相手のエースをサーブでけん制するというのはよくある作戦みたいだけど、研磨の作戦は、ただ相手の得点源をけん制するという意味以上に、小さな身体という日向の弱みを突いてくるいやらしいやつだ。
大きな選手なら99%あれば十分能力を発揮できる。たとえ1歩出遅れようと、背の高さ、リーチの長さでカバーできる。でもギリギリでやってる日向にとって1歩の出遅れは命取りだ。

『「せーの」で跳んで長身の選手より高さで劣るなら”1㎝”を”1㎜”を「1秒」速く頂へ』(第8話 頂の景色)
研磨のいやらしい作戦で、日向はここに戻されてしまったのかもしれない。
日向は影山のトスで”頂の景色”を見ることができたけど、今度はどうするだろう。研磨はもうすでに攻略できた気でいるみたいだけど。
もし研磨の作戦が日向を物語の始まりに戻すものであるなら、物語としては面白くなると思う、多分。

研磨の日向潰しに対して影山は、「でも取らないワケにはいかないですし」と冷静な口調で、日向にトスを上げないままだ。
研磨が言うように、100%で飛べない日向に影山は興味なんか無い、んだろうか。
日向が100%でなければ、何の対応策も練らずにただぽいとまるで駒でも捨てるような対応をするセッターなのか?それじゃ金田一が最初の頃に言ってたままの影山だ。何も変わっていないことになる。
それでは、これまでの影山の成長エピソードは何だったんだとやっぱり一言言いたくなるし、いつまでたっても攻撃の司令塔になどなれないような気がする。

”徹底した日向潰し”という作戦ではあるけれど、日向が一人だけで対応する展開になるとしたら、影山にも烏野というチームにも違和感が残るだろうなあ。
何よりも違和感があるのは、どんなブロッカーよりも最高に厄介な相手とまで言う日向を、たかがサーブで本人と助走路を狙われたくらいで、100%じゃないからとポイすると、研磨だけではなく音駒の他の選手たちにも、影山が思われてる(らしい)ことだ。
研磨は攻略すべき対象として日向に興味があるのかもしれないけど、影山は日向をどんな形にせよ興味の対象としてみたことなんかないはずだ。