ハイキュー!! 第310話 鳥籠 感想(1)

少年漫画だし、ここで主人公がじわじわと追い詰められればられるほど、突破口を見つけて(たぶん)反転するときのカタルシスが大きくなるんだろうと思ってはいるけれど。今、第2セット15・13。どこまでかかるのかなあ。毎日暑いし、早いとこ烏野の気持ちいい攻撃でスカッとしたいものですが、どうなるだろう。


前回スパイクがアウトになったのは、牽制されて十分な助走を確保できず気持ちよく飛べないことへの苛立ちと焦りからのミス、音駒に誘発されたミスだったみたいだ(少なくても研磨はそう分析してる)。
夏の合同合宿で影山の新しいトスが完成する前、日向が苛立つ場面はあったけど、
他に苛立つ日向は見たことがないような気がする。
合宿の時の日向は、気持ちよく打てないことへの苛立ちというより、自分だけ何も成果をつかめていない焦りからの苛立ちだったと思うけど、この試合では気持ちよく跳ぶことができないことで苛立ってるようだ(研磨によれば)。

あの時、影山は普通の速攻のトスを上げ日向に気持ちよく打たせることを優先した。
今回も研磨の分析によれば、合宿の時と同じように日向にきめさせるためにトスをあげた。
影山は普通なら速攻にはつなげないような乱れたレシーブも速攻につなげてくる。
リエーフは、研磨を怖いと言った。影山の「頃合い」を読んだことが怖いのか、影山を「頃合い」に追い込んだことを怖いと言ったのかわからない。けど、影山の日向を使う「頃合い」は意外に読まれやすいのかもしれない。影山のトス回しを読んだのは、何も研磨が初めてというわけではない。

及川さんも宮侑も、ここぞという攻撃をきっちり読んで止めていた。レシーブの多少の乱れは影山には関係ないし、むしろ「不規則の規則性」(確か宮侑がこんな感じのことを言っていたと思う)で、乱れた時ほど速攻をねじ込んでくる強気な習性(それと確かの技術)があるみたいだから、及川さんは影山の考えそうなことを読んで止めていたし、宮侑は及川さんほど影山のことを知ってるわけではないけど、試合を通じて影山のくせ(みたいなものだと思う)を読んでいた。日向のスパイクは威力がないし、多分打ち分けについても、それほど技術があるわけでもなさそうだし、何も3枚で飛ばなくてもコミット1枚で結構止められる確率が高いような気がする。


とりあえず西谷さんの説明によると、音駒のサーブは日向のブロードの助走を邪魔する狙いみたいだ。
日向に気持ちよくジャンプさせないことで日向の焦りと苛立ちを誘う。気持ちよく決める数本を削ることで烏野に小さなストレスをかけ続け、ミスを誘う。そうやって相手に失点をさせる積み重ね、を狙ってるらしい。
研磨によれば、烏野のすべての攻撃を封じるのは不可能だから、日向に照準を合わせてここの点数を削ってく狙いのようだ。
すべて封じるのは不可能といってるけれど、旭さんの強烈スパイクも拾えるし、田中さんの極上(今回は特上くらいだったのかもしれない)ラインショットも拾えてしまうし、シンクロも拾えるし、パイプも拾う。すべての攻撃を封じてるような気もするけど。

音駒が「徹底した日向潰し」を狙ってるということはわかった。ただ、今のとこわかってるのは、サーブレシーブからの攻撃限定の作戦だということで、流れの中での攻撃をどうこうしようというものではないらしい。確実に点を削る・点を取るという作戦ではなく、むしろ日向の焦り・苛立ちを誘うことに意味がある作戦みたいだ。