対話に転換?

自民党の萩生田幹事長代行が記者団に語った話が、14日(木)の朝刊一面に載っていた。
安倍首相から聞いた話だという。

12日夜、トランプ大統領と安倍首相が電話で協議。
13日、首相が萩生田氏にトランプ大統領との電話協議の内容を説明。【「自分の責任でなんとしても、北朝鮮に拉致されたすべての国民を日本に取り戻して家族に合わせる。自分の責任でしっかり解決する。」】と首相は話し、金正恩氏がトランプ大統領に「拉致問題は解決済み」という見解を示さなかったことを評価したという。


トランプ大統領との電話協議でわかったのは、米朝首脳会談で、トランプ大統領金正恩氏に、拉致を解決しなければ日本の経済協力はないと伝えたことに、金正恩氏は否定的な態度を取らなかったこと、金正恩氏が「拉致問題は解決済み」という見解を示さなかったこと。(他にもあるんだろうけど)


金正恩氏はトランプ大統領に、安部首相と会うことについて、「可能性がある、オープンだ」と前向きな姿勢を見せたという。
それを受けて、日本政府は日朝首脳会談の実現に向けて調整を始めたと報道されている。9月のロシア開催の東方経済フォーラムか、同じ9月の国連総会に合わせた会談が浮上してるという。
安部首相は、拉致被害者家族との面会で、日朝首脳会談の実現に意欲を示しながらも、「拉致問題が前進するものにならなければ意味がない」と、拉致問題の前進が見込めない限り、首脳会談はないと強調したという。


夕方のテレビのニュースでは、日本が複数のチャンネルを使って水面下で交渉してると伝えていた。ウランバートルでの接触について、北朝鮮側が日本との接触を認めていないことについて、反米・反日を掲げてきた北朝鮮にとって日本との接触はリスクを伴うものだという専門家による解説がされていたけど、アメリカの大統領との史上初の会談をした今も、反日だけおろさないってことなんだろうか。


拉致問題を取り上げるようアメリカにお願いするしかないという状況は、日本には今北朝鮮との対話のルートがないからだとも言われるけど、一方では水面下で複数ルートで交渉してるとも報道されてる。どっちなんだろう。「ルート」という言葉の解釈にもよるんだろうか。
安倍政権は決して圧力だけではなく、圧力と対話が基本だと政治ジャーナリストの田崎さんはテレビの情報番組で発言してたけど、本当に対話のためのルートを確保していたんだろうか。

今ルートがないという話が事実だとしたら、小泉首相の訪朝、日朝平壌宣言の当時に北朝鮮との間に合った話が通じるルートは、いったいなぜ・どこへ行ってしまったんだろう。

羽鳥さんの番組で、辺真一さんが米朝首脳会談を伝える朝鮮日報の記事で、日本については「森友・加計問題で安倍政権が窮地に立っている」ことしか伝えていないと言っていた。
それについて、北朝鮮が安倍政権が弱ってると見てるなら、安倍政権とは対話をしたくないんじゃないかと聞かれた辺さんは、北朝鮮は安倍政権のうちに問題を解決したいと考えてるはずだという。

安倍政権が弱ってると北朝鮮が見てるなら、安倍政権のうちに取引したいと金正恩氏が考えるのはもっともだと思う。北朝鮮のことはよく知らないけど、自分なら、強い相手と交渉するより、弱い相手の足元を見る方がずっと楽だろうなあと思う。