小泉元首相のインタビューを読んで

今日の東京新聞朝刊一面トップは、小泉元首相のインタビューだった。福島第一の事故で、原発推進論の嘘に気づいたという小泉元首相は、今、原発ゼロの運動を推進している。

首相が決断すれば自民党はそれほど反対せず、原発ゼロは実現できるという。ただ、原発推進経産省と共に手を携えて歩んでいるらしい安倍首相の元ではその決断ができないとも小泉元首相はいう。

小泉元首相の発言で印象的だったのは、原発政策が転換できないのは政治のリーダーシップが足りないからかと問われて、「それが一番ある」としながらも「同時に、投資しているからね。撤退というのは難しい。これから(利益を)得るのに、既存の投資を無駄にしたくないから。真珠湾に突入したのと似ている。」という部分。

日中戦争、太平洋戦争と進んでいく中で、多分何度もあっただろう踏みとどまる、もしくは引き上げるチャンスに、これまでの犠牲を無駄にするのかという呪文のような縛り。

経産省に騙されるなという小泉元首相の言葉に、安倍首相は苦笑するばかりだという。

 

経産省といえば、同じ新聞の特報面のコラムで法政大の教授が「安倍政権を支える実働部隊は経産省の官僚」で、バブル崩壊後、経産省は成功する戦略を描けていないから「労働、農業、医療に教育など他の畑を荒らしに行って、それらの世界で長年存在したルールを壊し、新しいビジネスチャンスを作ることを自分たちの手柄にしようとしている」と書いている。
自分たちの手柄にしようがなんだろうが、その結果経済が上手く回って国民が豊かになるんだったら構わないけど、お友達有利な例が一つでもあるならそれはやっぱり許されないと思う。ー


金正恩委員長の核廃棄が本当なら、北朝鮮は未来に向けての決断に際し、過去の投資やら犠牲やらに流されるってことはなかったんだろうな。