トランプ大統領にノーベル賞を、の記事を読んで

支持者から湧き上がるノーベル賞コールに、ちょっと満足げな表情をしていたトランプ大統領のニュース映像を先日見たと思ったら、朝刊に、共和党の下院議員18人がトランプ大統領ノーベル平和賞に推薦する書簡をノーベル委員会に送ったという記事が載っていた。彼らによれば、「力による平和で朝鮮半島に和平をもたらしつつある。世界平和のために取り組むトランプ氏以外に受賞にふさわしい人はいない。」らしい。


米朝会談はこれからだし、朝鮮半島がどうなっていくのかまだまだ予断を許さないところなんだろうけど、朝鮮半島に和平をもたらしたことでノーベル平和賞というなら、北朝鮮とアメリカの間に立って、多分粘り強く外交を続けてきたんだろう韓国の文大統領の方が、平和賞が似合うような気がする。


報道によれば、イエメンのフーシ派との戦いが終わらないサウジアラビアへのアメリカ軍の支援が、トランプ政権になってから、質も量も変化を見せているという。
支援に消極的だったオバマ大統領とは打って変わって、トランプ大統領は積極的みたいだ。情報のシェアや補給の支援、サウジアラビアの軍へのアドバイスなどだった任務が、より直接的に敵の位置をつかみ、破壊する方向へ。
イエメン国内のアルカイーダなどテロリスト集団へのアメリカ軍による空爆も、2016年の約30の空爆に対して2017年には130以上の空爆がおこなわれたという。
フーシ派の方も、これまで100発以上のロケット弾や弾道ミサイルサウジアラビア領内に向けて発射してるという。

イエメンの内戦は、フーシ派と国際的に認められた政権の戦いだけど、それぞれのバックにいるイランとサウジアラビアの代理戦争と言われている。イランの核合意離脱をちらつかせながら、イエメンではサウジアラビア側に立って関与を深めつつあるアメリカ。


トランプ大統領は中東をどうしたいんだろう。