南北首脳会談の報道を見て

南北首脳会談に対して、トランプ大統領は、歴史的な会談、すべての人々が誇りに思うべきと前向きの評価をしたみたいだ。
それでも、北朝鮮との取引に関しては決して譲歩はしないという点ではブレてないらしい。

今回出された板門店宣言の中で、非核化についての扱いが小さいことや具体性がないことなどが不十分だと批判する声もあるみたいだ。
年が明けて金正恩委員長がこうも態度を変えたのは、やはりこれまでの制裁と圧力が効いているからだという説明もよく聞く。
それが全てではないと思うけど、経済制裁に加えてトランプ大統領の脅しは、きっときいたんだろうなあ。

安倍首相も言っていたように、とりあえず制裁と圧力は堅持する方針は日米韓とも変わってないみたいだ。去年(というか今年もずっとだけど)安倍政権は、ひたすら圧力を唱えるばかりで、その点では政権が一丸となっていたから(それは当然のことで、トランプ・ティラーソンが変則的だったのかもしれないけど)その先に何を見てるんだろうとずっと疑問に思っていた。

報道などの解説記事を読んでると、圧力だけで北朝鮮が核・ミサイル放棄をするとはとても思えなかったし、日本には拉致問題もあるし、きっと水面下でいろんな道を探っているんだろうと思ったからだ。
でも、核放棄をするまで圧力をかけ続けるというアメリカと完全に一致してるということなら、圧力の先にも圧力を見ていただけなのかもしれない。

 

トランプ大統領はイランの核合意から離脱するという脅しもしてる。
イランと北朝鮮を比べる記事がニューヨークタイムズに載っていた。イランは核計画を放棄して査察も受け入れ、合意はちゃんと遵守している。それなのに、再交渉を迫られ、追加の規制強化案も提案されている。
北朝鮮は、去年一年、複数の核実験と弾道ミサイルの発射を繰り返した。そして今や北朝鮮がずっと望んできた米朝首脳会談を目の前にしてる。
そこだけ見ると、北朝鮮が核・ミサイル実験でアメリカを脅し、ついにアメリカが交渉に応じた、という見方もできてしまう。