南北首脳会談の中継を見て

南北首脳会談。会談の前の式典で金正恩氏を出迎えた韓国軍儀仗隊の衣装がずいぶんカラフルで目を惹かれた。

会談後に出された宣言の中で、「南北は完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を実現するという共通の目標を確認した」と朝鮮半島の非核化について言及してるけど、
その目標に向かってどう取り組んでいくのか具体的なことはこれからみたいだ。そこのところが不満だと指摘していた専門家もいたけれど、報道によれば核についてはぶっつけ本番の会談だったというし、曖昧なのは仕方ないような気がする。

会談後の声明は二人揃って記者の前に立つという形をとり、互いの夫人も夕食会に出席した。夫人同士の服装も、パステル調のピンクとブルーで色合わせ済みだったのかな。
最初の握手のシーンから、ちょこちょこサプライズも交えつつ、全体を通して押せ押せの平和ムードという感じだったけど、トランプ大統領はどういう反応を示すんだろう。

これまで、オープンな形で核実験をした国で、核兵器を廃棄した国はないという。
実際のところはよくわからないけど、これまで報道されてきたことからは、核強国となるために食うや食わずの時にも耐えてようやく手に入れた(のか、あと少しなのかよくわからないけど)核兵器を、そんなに簡単に手放せるものなのかと、これまでの北朝鮮との交渉と失敗について通り一遍しか知らない自分でも懐疑的になってしまう。
北朝鮮国内では、核兵器の廃棄にどんな反応を示すんだろう。

報道によれば、まず核廃棄のリビア方式を主張するアメリカと、段階的に放棄には見返りという形を支持する韓国。完了までにかかる時間も、アメリカは6ヶ月、韓国は2年。
これから本当に厳しい交渉が始まるということになるのかもしれないけど。文大統領の言うように二度とないチャンスなんだとしたら、どうか潰れることなく一気に戦争の終結までいきますように。


それにしても、文大統領は、去年は日米からちょっとはぶられてる感じすらあったのに、扱いの難しそうな北とアメリカのリーダーたちの間に立って、一気に主役の座に躍り出たような感じがする。当たり前のことなんだろうけど、トランプ大統領とファーストネームで呼び合うだけが外交じゃないんだなあと、ちょっと思ってしまった。