ハイキュー!! 第298話 導 感想

どんなスポーツでもそうなのかもしれないけど、メンタルの影響って大きいんだなあとつくづく感じた今回のエピソード。

月島と山口は小学校以来の友達だけど、烏野排球部・夏の東京合同合宿の前と後で、ふたりの関係性は大きく変化したと思う。

初登場時は、それこそ月島の腰巾着のような印象だった山口。山口にとって月島は、常に前を走るかっこいい、憧れ半ばの自慢の友達なんだと思う。追いつけ追い越せと常に意識していたかどうかはわからないけど、自分の居場所をサーブにみつけた後に、東京合宿でサーブアンドブロックに強く惹かれたのも、ブロッカーとしての月島のことが頭にあったのもあると思う。

お兄ちゃんにヒーローを演じさせてしまったという負い目を抱えて、バレーボール(だけじゃなかったかもしれない)に真正面から取り組むことに恐れを抱いていた月島が変わるきっかけになったのは、東京合宿での山口の言葉だった。
「プライド以外に何が要るんだ!!!」
月島が山口という存在を再認識した瞬間でもあったと思う。あの時に月島と山口は同じラインに並んだような気がしてたんだけど。

今回月島は、「あいつは僕の先を行く男なんで」と言った。
一試合の中で何回か、下手したら一回も出る機会がないかもしれないピンチサーバー。そのせいぜい数本(エースとりまくればまた話は違ってくるんだろうけど)のために、毎日毎日ひたすらサーブの練習を重ねている山口。月島の中ではいつの間にか、自分の前を行く存在になっていたんだと思うとちょっと感慨深い。もっとも山口の方はそんな意識は全然ないんだろうけど。

月島が自分からハイタッチにいったことなんてあったかなあ。
相手が音駒、黒尾さんだからこそ、ワンタッチではなく綺麗に決めたサーブアンドブロック(山口がずっと目指してきたものだと当然意識してるはずだし)に、価値があるんだろうなあ。エースふたりがサーブで牽制されて、残り二人に的を絞って、それこそ教わった通りに手を出して決めたブロック。
「・・・おかげさまで  極 たまに 面白いです」
月島といえば「ひねくれ」だけど、同時にものすごく素直でいい子でもあるから(なかなかそうは見えないけれど)、この言葉素直にそのままとっていいのかもしれない。


これで12・8。できればこのまま順調に勝ってほしいなあ。