能代工業のバスケの記事を読んで

先日の東京新聞に、高校男子バスケの名門能代工業のバスケのスタイルについての特集記事が載っていた。

能代のバスケは、ひたすら走るスタイルだという。
記事によれば、【ボールを奪った瞬間、コート上の5人全員が相手リングを目掛けて走り、守備が整う前に攻める。得点したらすぐにオールコートで守備の陣形を組み、前線から激しくボールを奪いに行く。ひたすら走る。】
もともとは、能代バスケの礎を築いた元監督が就任当時、ずんぐりむっくり型で小さい体型のチームだった能代工が、どうやったら大きな選手が揃うチームに勝てるかを考えてひらめいたスタイルだという。
リバウンドやルーズボールに飛びつくことも大事にしたらしい。

練習では、集合の笛の音に素早くダッシュさせ、少しでも反応が遅れると何度でもやり直しをさせたという。
【「足が遅くても、反応良くスタートを切れば出し抜ける。」】という理屈らしい。

記事では、東京五輪の出場権を自力で獲得するのが厳しい状況にある日本代表にも触れ、能代のスタイルに世界と戦うヒントがあるのでは?と言っていた。

常にボールに神経を集中して、全員で攻撃に走り全員で守備に下がる。相手の一瞬の隙も全員が見逃さない。
記事にもあったけど、本当きつそう。

前々回のサッカーワールドカップだったと思うけど(多分そのくらい)、チリの代表がそんな感じのスタイルでプレーしてたと思う。
サッカーを普段見てるわけじゃない素人でも、ボールを奪うやいなや全員で一斉にピッチを走りあがり、ボールを奪われたら全員で一斉に自陣に戻り。その繰り返しで、攻守の切り替えとテンポの速さに引き込まれてしまったのは今も覚えてる。自然と笑いがこぼれてくるほど、洗練されたという言葉とは真逆の、でも泥臭いというのとも違う、潔よくひたむきなサッカーだったような気がする。ただ、体力面できついだろうなあとは思った覚えもある。

バスケはサッカーよりも体格面での有利不利が大きい競技だと思うけど、【小さきものが戦う上での真理】は、きっとあるはずだと思いたいなあ。