ティラーソン氏解任と中東の記事を読んで

ティラーソン国務長官が解任されたことで、「中東に影」が立ち込めるのでは?という記事が朝刊に載っていた。2015年のイランの核合意を激しい言葉で批判し、米国の要求が通らなければ離脱すると脅すトランプ大統領
解任されたティラーソン前国務長官の後任に指名されてるポンペオCIA長官は、大統領と考えが近いという。

トランプ大統領は、弾道ミサイル開発制限やウラン濃縮活動の無期限禁止などを追加するよう要求し、米国と英独仏の高官レベルで協議を進めているという。

記事によると、イランのザリフ外相は13日、【ツイッターで「米国が(大統領任期の)4から8年間だけのために署名するなら、いかなる合意にも関心を持つ人はいないだろう」とイラン抜きで修正が進む事態をけん制した。】という。

米国政府はイランへの制裁歳発動の是非を議会に120日ごとに報告することになっているそうで、次の期限は5月。

一旦は合意したものを大統領が変わったとたんやっぱ見直しする、となったらイランがやってらんないという反応をするのはもっともだという気がする。

イランの核合意がどう転ぶかを、北朝鮮も注視してるという。北朝鮮との会談が実現するならそれも5月。
イランと異なり北朝鮮は既に核兵器を持っていて、すべての核施設を国際社会が把握してるわけじゃない。何度も約束を反故にしてきた過去もある。何年もかけて合意にたどり着いたイランの時と比べて、準備の時間もあまりない。
だから北朝鮮との交渉はイランの時よりも難しいものになるとニューヨークタイムズは書いていたけど、そりゃあそうだと思う。トランプ大統領は交渉には自信満々だというけれど、トップダウンのリーダー同士なら映画みたいに上手くいくんだろうか。

イランの核合意の他にも、サウジアラビアなど中東4カ国がカタールと国交を断絶した問題でも、中立的な仲介外交に徹してきたティラーソン氏に対し、トランプ大統領は明らかなサウジ側だという。
記事では、カイロ大の教授が【「ブレーキ役のティラーソン氏解任は、イランとカタールにとって最悪の知らせだ。サウジはカタールへの圧力を強めるだろう。米国が、イランが軍事拠点を築くシリア攻撃に踏み切ることもありうる」と指摘した。】とあった。